断酒とは、要は小さな夢を一つずつかなえていくことだと思う。

酒やめて、1063日。

子どもと海

皆様あけましておめでとうございます。年の初めに総論めいたことを書いてみたいと思います。今年も断酒を続けていくために。

断酒して「日常の小さな夢」がかなった!

結局のところ断酒とは、自分がやりたくて仕方がなかったことを一つずつかなえていくことに他ならないと思っています。

たとえば私の場合、思いつくままにあげますと、去年、数年ぶりにサーフィンしました。そして十数年ぶりに子どもと一緒にサーフィンすることができました。また数十年ぶりにファッション雑誌にスナップを撮ってもらいました(笑)。後は、結局抽選漏れでエントリーできなかったのですが、ハーフマラソンを走ろうと思いその準備をしました。

と書いてみても、恥ずかしいほどささいなことばかりです。ただ飲酒時代はこんなことさえできなかったのです。というのも、これらは小さなことではあるけれども、思い立ってすぐできることではありません。わりに準備が必要、というかこの小さなことをかなえるために、さらに瑣末な日常のいろんなことをクリアしていかなければならない。これは、過飲酒しながらでは結構大変です。

夢をかなえるための小さな積み重ねが過飲酒の身には厳しい!

たとえばサーフィンです。道具を揃えて海に行けばできそうなものですが、そうはいきません。私は学生時代からサーフィンをやっていましたし、今はロングボード&小波専門なので(笑)、一応技術的な問題はクリアしてると思います。でもすぐにやるわけにはいきません。というのは、当然のことながら、板を車に積んで海にいかなければならないからです。

これがねー、結構面倒なんですよ。誰かが迎えに来てくれればもう否も応もないのですが、昔のサーフィン仲間で今も現役、という人間は一人もいなくなってしまっているのでそれも無理です。

で、休みの日などに天気もいいし、波も大きくなさそうだし(通常のサーファーと指向が逆やがな笑)、海でも行こうかなあでも車の運転めんどくせえなあ誰かが横に乗せて連れて行ってくれないかなあそうすりゃ行く道中で飲めるのに、などと考えていると、ふと気づくと、ビールを片手にプシュ! しているわけですよ。これでもうサーフィンどころかその休日が一日潰れることが決定します。

また人食いバクテリアの問題もあります。つまりですね、日常的に大酒かっくらって肝機能障害が出てる人間が、海水浴でもそうですが海に行くと、結構な確率で人食いバクテリアにやられてしまうらしいのですね。人食いバクテリアとは最近話題になっていますが、とにかく人間の体をバクバク食べてしまう恐ろしい奴で致死率が非常に高いのもそうですが、とにかくこいつにやられると死に方がヤバいらしいのです。

つまりたかだかサーフィン、いや海水浴もそうですが、まずは酒を飲むのをやめて何年か経って、肝臓の状態を向上させることから始めなくてはいけません。かなり遠い道なのです。

で、私の場合、臥薪嘗胆の結果(?)、少しずつ前からやりたくてもできなかったことができるようになったという状況にはあると思います。

いや、アル中末期は、サーフィンしたいという小さな夢でさえ表面化しなかった。無意識に無理やり蓋をしていたのでしょう。だってそうした時期でも、サーフィンする夢は結構見てましたから。

そのような小さな夢が一つずつ表面化してきて、それがやるに値するのならやってみようじゃないかと思うことができるのも、断酒の一つの局面だと思いますねー。

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