「酒をやめることは時間を自分の味方にすることでもある」と、やっと気づいた断酒者がいますよ(苦笑)。

酒やめて、1576日。

ずっと時間に追い立てられて生きてきました

いや、本当に毎度毎度で申し訳ありませんが、酒やめて実感するのはやはり時間が湧いてくるということですね。で、時間がたっぷりあるからこそ、その時間を自分の思うように使えることを今、堪能しております。

何しろ飲酒時代は、もちろん酒を飲んでるときは時間が矢のように飛んでいくのですが、飲んでないときでもなんとなく頭がぼーっとして上手く働いてくれず、しかしそれでも仕事の納期などは次から次へとやってくるので(たいして忙しくなくてもそんな気がしていた)、その上手く働かない頭に鞭を打ちつつ、ときにはもう飲んじゃおかあなどと考えつつ、何とか仕事とその他家事含めた野暮用をこなしていたという感じです。

とにかく、やらなきゃいけないことをやるのに精一杯だったのですね。なんというか昔やっていたテレビ番組「東京フレンドパーク」のアトラクションのひとつであるデリソバグランプリみたいな感じでした。

これですね(懐!)。

とにかく時間的余裕がなく、いつも精神的に追い詰められていたので、なにかアクシデントがあるとリカバリーにものすごーく時間がかかっていた。たとえば昔はパソコンがよくフリーズしていたけれども、それまでやっていた仕事を余裕がなくて保存してなくて全部データが消えたり、とかですね。今思い出しただけでもうんざりしますわ(そういう意味ではクラウド時代の今はいいですよねー)。結果的に時間がないのに時間を浪費していたのです。

時間が余ればダンドリも上手くいく!

ところがですね、酒やめた今はもう時間がたっぷりあるので、その時間を上手に使うことができます。私はフリーランスの人間なので、複数の仕事を同時進行させているケースが多いです。そして酒飲んでた時代は、納期の早いほうからやっていました。そりゃそうです、なにしろ納期をこなすのにせいいっぱいですから。しかしながら今は、納期に関係なく、一番手戻りが少ないよう、あるいはアクシデントが発生してもリカバリーが最小限でできるよう、自分で計画して仕事を割り振りできます。これはものすごく効率がいいのです。

酒やめて時間が湧いてきたのに加えて、すべての仕事が効率よくこなせるので、さらにスペアの時間が湧いてくるといった感じで嬉しいです。余裕の時間がさらなる時間を生む、まさに時間の利息生活者ですねー。それに引き換え飲酒時代は、いってみれば時間の多重債務でした(泣)。

じゃあ、あまり飲まない人とか全然飲まない人がこんなふうに時間と仲良くやってるかということを余計なお世話ながら考えてみれば、もちろん仲良くやってるのでしょう。だから私などはようやくその境地に達したということも言えるのですが、あるいは断酒者はさらに「その上」をいくのでは、と身勝手ながら考えています。つまり最悪の時間との付き合い方を体感しているので、時間があるありがたさというものを人一倍感じることができ、それを大事に使おうという気持ちが通常よりも多いのかなあ、とこれまた都合よく分析(?)しています。

ともあれ、酒やめると時間がわさわさ湧いてくるので、そのたっぷりとした時間を計画的に割り振ることができ、なんというか時間が自分のものになった、自分のコントロール下に置いておける感じがとてもいいです。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする