酒やめて、１３０７日。
酒飲まなくても、気分アゲ脳内物質は出てくるものです！
いやー、暇です。例年、８月後半から９月いっぱいかけてやっていたレギュラーの仕事がまったくなくなってしまい、ぽっかり時間が……というか、人生そのものに穴が空いてしまった感があります（おおげさ）。春から動かなくなった案件も何本かあり、まったくどうなってるんでしょうという感じです。いよいよ持続化給付金の受給要件を満たすことができそうです。
ただ持続化給付金については皆さんおっしゃってますけれども、確かにＶ字回復すれば「持続化」のための原資になりますが、「ウィズコロナ」になってしまったら、寿命を少しばかり伸ばしてくれるだけなんですよね。でも、その「少しばかり伸びた寿命」で酒飲まずに何をやるか、も当然ながら重要です。
そんなことも踏まえて今、逆にこういう状況で酒飲んでたら、ということをシミュレーションしてみるのも意義あることのような気もしています（そうなのか？）。
まあただ暇といっても仕事が暇なだけで、なんだかんだやることはあるんですよ。私のような者でも。事務作業もありますし、それに、やっぱりウィズコロナの将来に対する布石を打っておきたいですし。
だからこうやってブログを書いたり、本業のほうのブログやホームページを整備し始めたり、ポチポチいろんなことに手をつけている次第です。これを機会に資料整理などもやってみたいです。やるのかなあ（笑）。
で、いつも書いてるように、とりあえずあまり気が進まないことでも、そして喫緊ではないことでも、酒飲まずにやり出せば、まあちょこちょこは脳内快楽物質……とまではいかなくても、気分アゲ物質は出てきますし、いわゆる「乗ってる」状態でサクサク作業もこなせてしまいます。これは、飲酒時代にはまったくなかった感覚です。つまり飲酒時代は、酒以外に気分を高揚させる術を自分の脳が持たなかったのですね。
ところが今は、地味ぃ～にですが気分が乗り、なんとなくやってるうちに、まさに画に描いたように片付いていくという感じです。この片っ端からタスクが片付く感覚もまた、飲酒時代はついぞなかったことです。
今、この状況で「飲んでいたら」をシミュレーションするとおそろしいことに！
飲酒時代は、「とりあえずやらなきゃいけない仕事をする」と「酒を飲む」という二大タスク（？）をこなすだけの人生で、これ以外のことがほんとにまったくできなかったのですよ。
だから余談ながら、知りあいが「子どもと一緒にＪＡXＡ見学に行きましたあ～。わが子の知的好奇心ガー」みたいな鼻持ちならないリア充アピ……じゃなかった報告をＳＮＳなどでしているのに接すると、うーん、さすがだ、うちもこれじゃいかん、連れてかなきゃ、とか思いつつ、行き帰りの電車でどう飲むか、といった算段を頭のどこかで始める……ていたらくでした。
それはともかく、酒やめて気づくのは、この世に「当面の仕事」と「酒を飲む」以外のやるべきことがやまほどあったのだ、ということですねー。当たり前ながら。そしてそれを一つずつこなしていくと （掃除などほんとに細かい日常のことも含めて）、マジ人生上向きになってくる感はあります。また先々が見えないながらも、楽観的な気分が持てるような気もします。そのベースには、当然のことながら酒飲まないと「酒飲む」という固定費がかからないので生活がミニマムになっていることもあるんですけれども（参考「いくら安く飲めるからといって酒は「固定費」になってしまうから怖いのだ」）。
じゃあもし今の状況で酒を飲んでたらと考えてみると、これはやっぱり半端なく大変なことになっていたと容易に想像できますよ。
まず、精神的なことでいえば、飲酒習慣があると、心持ちがディスペレートになりますので、当然ながら、このコロナで仕事が減ったことに対する不安は、ときとともに指数関数的に大きくなり、それをひたすら酒を飲むことで紛らしていたと思います。何もやることないんだったらお酒を飲めばいいじゃない@マリー・アントワネット状態です。
当然のように朝からキンミヤ（２５度甲類焼酎）をストロングゼロで割って飲み始め、つまみもろくすっぽ食べず、興が乗ればせんべろに出撃、といったことになり、飲み相手がほしいときは誰彼構わず電話をかけ、超絶迷惑な存在になっていたかもしれません。
で、そのうちお金も尽きて心持ちだけでなく、人生そのものがディスペレートになっていたでしょうよ。
ともあれ、こんなふうに暇が与えられたときに飲むか飲まないかで人生の真価が問われる……なんていうと、元アル中がなにをエラソーにそのものなのですが、まあそういう実感というか感慨は当然あるわけです。
ここで沈んでしまうのか、浮き上がる手がかりをつかむのか、マジ、試されていますよね。コロナに。
