酒やめて、１２９２日。
「腕時計要らない」の風潮だけれども……
腕時計、とくに高級と言われる機械式腕時計の是非については議論されるところです。それも若干の揶揄を伴い語られることが多いようです。もうみんなスマホで時間を確認しているんだからそもそも腕時計なんか要らんやんという考え方がベースにあり、また腕時計でマウント取り合うのってダサくね？ という風潮もあるようです。
腕時計でマウント取り合うような世界があるとは、私のような者にはにわかに信じがたいところではありますけれども、ただ近所のＩＴ系会社の、いわゆるエリートビジネスマンをつらつら観察するに、もう服はみんなユニクロで同じだから、腕時計で個性を出そうという傾向はあるようです。もちろんApple Watchも多いですけれども、高級機械式腕時計をしている人もそこそこいます。
ともあれ、そうしたことも含め、わりにみんな腕時計について一家言あり、私も実はあります（笑）。それは俺様理論であり……、いや、理論というよりも妄想の類なのかもしれませんが、ご参考になるやもしれないので、以下、書かせていただきます。
私も腕時計が好きで、スマホではなく腕時計で時間を確認したいクチです。もちろん高級と呼ばれる時計は持ってませんけれども四つばかり機械式腕時計を所有していて、腕時計ケースに陳列してたりしています（高級ブランド時計じゃないのにｗ）。まあオタクですね、要は。
元アイビー少年として、やはりコーディネートに合わせて腕時計のバンドの色や材質を変えたく（コーディネイト上の「ねばならない」が多々あるのがアイビーファッションというものなので）（参考「酒による「ねばならない脳」に同調圧力が加わると、かなり強力な人生破壊兵器になるという件」）、それにはメタルバンド、黒革バンド、タン色革バンド、ナイロン（ＮＡＴＯタイプ）バンドの４種類がどうしても必要で、したがって腕時計を四つ持たざるを得ないという事情があります（馬鹿）。
で、私自身は高級ブランド腕時計を持っているわけではないのですが、ただジジイになったらある程度ちゃんとした時計は身に付けるべきというのは一つの信念として持っています。
ちゃんとした時計していると、老害に見られない！？
その理由は、３０代でこの程度、４０代でこの程度、５０代でこれ以上といった、よく言われる指標ともちょっと違っていて、要は、ジジイが安物の腕時計をしてると、なんだか変人に見られてしまうのではないか、というものです。そして変人だけならいいけど、頑な老害っぽく見えてしまい、余計な警戒感を他者にあたえてしまう危惧がある……と個人的には思うのですね。
まあ妄想の類なのかもしれませんが、ジジイになるとある程度、お金持ってるアピールをしなければいけないとは思いますね。なぜならば、老害を振り回すのは、たいてい貧困老人だからです。それはもはや世間の一般常識になりつつあります。ですから（仮に私のように実態がビンボであっても）私は貧困ではない常識人ですよしたがってあなたに迷惑もかけませんし仕事のパートナーとしてもちゃんとやっていけますよアピールをしないといけないような気がするのです。そしてその象徴として、ある程度値の張る機械式腕時計が必要なんじゃないか、と。
で、いわゆる高級機械式腕時計はいざとなれば換金することもできます。ロレックスなんかは値上がりさえするそうですから、買っても損はないわけですね。フェラーリやポルシェもそうかもしれませんけれども、これには維持費がかかります。しかしロレックスは維持費がかかりません、基本的には。
まあでもロレックスとかそういう類はともかく、２０万３０万の時計であれば、酒やめれば買えるという理屈も成り立つわけですよ。
また酒場で腕時計を外す癖がある人は案外いますけれども、酒やめるとそれもなくなるので安心して腕時計を身に付けることができるという構図にもなったりするのではないでしょうか。この辺のところは、Twitterで私が勝手に断酒仲間認定している方の証言によったりもします。
まとめると（？）、①酒をやめると時計をなくさないので安心して買える、②さらにお金が貯まるので経済的にも買える、しかも③高級と呼ばれる時計であればそんなに値下がりしないのでいざという時に換金することもできる、という前提があり、そして何よりも大きいのは、④そういう時計を身に付けていることで、ジジイになっても老害とは無縁な「常識人」に見られるになります。まあ④は、私の独自理論ではありますが、①②③がベースにある以上、④も生きてくるのでは、と勝手に考えています（笑）。
またApple Watchについて言えば、ジジイの場合、私はＩＴ介護を必要としないめんどくさくない人間ですよアピールにもなって、これもまた意義あることではないでしょうか。酒やめればすぐ買えますしねー（笑）。
