酒やめると「私、失敗しないので」がリアルになる!?

酒やめて、1017日。

私、失敗しないので

https://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/

飲酒時代というかアル中時代の私は、とにかく「日常生活における小さな失敗」が非常に多かったように思います。

落とした包丁が足元に刺さる!

たとえば料理をしていて手を滑らせ、包丁を落としてそれが足元の床に刺さった、といったようなことです(怖いです)。またノートパソコンが置いてあるデスクの上の飲料(ビールであるケースが多い)をなにかの拍子に倒し、危うくパソコンがお釈迦に、ということも度々ありました。

思えば幼少の頃より――おそらくADHDの気もあったのでしょう――注意散漫で、こうした失敗は数限りなく犯してきたのですが、その根本にあるものは、「焦燥感」だったような気がします。つまり理由もなく、いつも焦ってたのですね。

これは、脳内物質のノルアドレナリンというものと関係しているそうです。ノルアドレナリンはストレスホルモンのひとつで、これを抑えるのが幸せ物質のセロトニンということになるそうです。

断酒して、脳内物質のバランスが正常に?

詳しいことはわかりませんが、要はこうした脳内物質のバランスがアルコールによって崩れてしまうのですね。私の場合、もともとそのノルアドレナリンの分泌が他人様より盛んだったと思われるふしがあるので、酒によってなおさら助長されたということでしょうか。

もっともアルコールと脳内物質の関係は非常に複雑で、覚せい剤とドーパミンみたいに直結しているものではないらしいのです。だからこそアルコール依存症は根が深いとも言えますし、また逆に、アルコールは人類の歴史のなかで文化にもなったのでしょう。

それはともかく、私の場合、断酒してしばらくすると、この脳内物質の分泌のバランスがおそらく正常になったのではないかと思います。日常生活のそのような失敗をほとんどしなくなったんですね。これは、多少は自分で意識して改善(?)したという側面もあるのですが、ただ、自然にそうなったようにも感じます。単純に、生理的に、脳内のホルモンバランスによるものでしょう。メタフィジカルではなく、フィジカルマターですね。ともあれ「私、失敗しないので」が現実になった。これも断酒による効果のひとつだと思っています。

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