酒やめて、2818日
「死ぬまで働け」の時代は、ハゲる自由もない!?
一昨日のエントリで「体形、肌、歯の問題については自助努力で解決できる。そのモチベーションは酒をやめることで得られる自己肯定感だ!」といった主張(?)をさせていただきました(参考「「死ぬまで働け」の時代では見た目も重要。ますますもって酒飲んでいる場合じゃありません」)。実はこの三つ以外にも、見た目において非常に重要な要素があります。皆さん、大好きな「髪」です。
この髪マター(?)についてですが、私も薄毛に悩んでいます。なぜ悩むかというと、一つには「死ぬまで働け」の時代ということが関係してくるからです。
多くの男性に共通するものかもしれませんが、髪がいよいよヤバくなったら、丸坊主でもいい、スキンヘッドもかっこええじゃないかという考え方もあります。若い頃からそんなふうに計画(?)していましたし、また海で出会う、そのポイントの「ヌシ」のようなサーファーも多くの場合、スキンヘッドです。
しかし「死ぬまで働け」の時代ではそれじゃ困る、という現実もあります。ある時、私が「薄くなったらスキンヘッドにしますよ」と、仕事を発注してくれている会社の社長に宣言(?)したところ、「それは困ります」と言われました。初見のお客さんに会って話を聞いたりするときにマズいというのですね。その社長もかなり髪が薄くなっているのですが、みっともないと思いつつもかろうじて残していると涙目で語ってくれました。
この辺りのことは、持って生まれた顔立ちやキャラクターにもよるのでしょう。スキンヘッドでも愛嬌があれば問題ないでしょうし、実際、そういう仕事仲間もいて羨ましいのですが、私の場合「怖い印象になる」そうです。というわけで、昨今の社会的な状況を考えると、おちおちハゲることもできないわけですよ。
AGA治療薬が「ハゲ」克服のハードルを下げた!?
そこでAGA治療薬を試すことにしました。夏前から抜け毛が酷くなり、いよいよ来たか、と覚悟を決めたからです。
ご存じの方も多いかと思いますが、AGA治療薬には「フィナステリド」という脱毛予防薬と「ミノキシジル」という発毛促進薬があり、通常、併用します。
私は最安値を謳うところに申し込みましたが、当然ながら医薬品ですのでウェブ診察が必要で、病歴なども申告しました。その結果、過去に腫瘍関係の手術をしていたため、ミノキシジルはお売りできないと言われ、現在はフィナステリドだけを使用しています(このあたりの医学的からくりについて書くのは専門外のブログでは推奨されていないと思われるので、とりあえず「買えなかった」という事実のみ記すことにします)。フィナステリドだけで大丈夫なんかなーという不信感(?)はあるのですが、半年間は続けてみようと思っています。
ちなみに通販でAGA薬などを購入する際、継続縛りがないと言いつつも実際には解約が難しい場合もありますが、その点について私はあまり気にしていません。過去に、クレジットカードを登録してサブスク地獄に陥りそうになったこともあり、その時に粘り強くPCと格闘したら解約できたという「成功体験」があるので。粘り強さもまた断酒er属性で、飲酒時代だったら「あーもーいーや」で、そのまま継続していたでしょう。
さて、AGA治療薬を使い始めて1ヶ月半ほど経ち、やはり作用として初期脱毛があります。びびってしまうほどです。これは新しい毛が生える準備だと言われますが、不安にはなります。このあたりの経過報告はいずれしたいと考えています。
ただ、そうした不安はあるけれども、AGA薬が「ハゲ」克服のハードルをかなり低くしたことは事実でしょう。以前ならハゲ克服は、高級かつらや植毛など、エルトン・ジョンさん(映画『ロケットマン』でお母さんから「薄いのは遺伝よ」とあっさり言われとった)のようなセレブしか縁がない手段が主流でしたが、AGA治療は手軽で、ちょっと高級なスキンケア製品を使う感覚です。
で、多くの人がAGA治療をするようになると、世の中にハゲが少なくなり、そこで薄毛への偏見が強まる可能性もあります。
どういうことかといえば、ここで酒さんの話になります。
まず、断酒すると髪が生えるか、という問題ですが、むろん酔って寝落ちして髪のケアをおろそかにすれば薄毛を進行させることはおおいにあり得るので、その面では効果はあるかもしれません。でも、酒をやめたからといってそれが髪が生えるというプラスの効果に結びつくかどうかわかりません。
ただし、一つ言えることがあります。
酒を飲んでいると年齢とともに医療費サブスクになりがちです。私も飲酒時代は高血圧や肝臓の薬やもろもろで月に8000円くらい使っていました。酒代もかさむというのに! そりゃ貧乏にもなるわ、といったところです。
というと、(酒を飲みつつ)いつ死んでもいいから医者には行かないと出張する向きもあって、私の周りにも実際いますが、それだと脳梗塞が怖いです。つまり「いつ死んでもいい」でさらりと(?)と死ねればいいけど、脳梗塞に罹患して半身不随などになって「生きさらばえて」しまうのが恐怖です。糖尿病もそうですね。
ともあれ酒をやめたことで、これらのサブスク的な医療費をすっぱりと減らすことができました。今は2ヶ月月に一度、約3000円で高脂血症の薬をもらう程度です。そしてそのように医療費が浮くことで、AGA治療薬(というサブスク)にお金を回すことができるようになったのです。そしてAGA治療薬の効果は、様々な所見からかなり高いとされる。これが、断酒と髪に関するエビデンスを伴う事実です。
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