酒やめて、1299日。
300記事書いて「真実」が見えてきた……かな?
今日でこのブログが300記事となりました。201番目の記事にも書きましたが(参考「酒をやめてなければ、絶対に乗り越えられなかったであろう二つの出来事」)、始めたときはネタを100程度用意していましたので、100記事は書けるなという思いがありました。で、それを超えた時も、まだまだ書きたいことがいっぱいあるんや~てな気分でした。そして200を超えても、まああと50くらいは書けるなという気がしておりました。ただしここのところ同じような記事が多くなっているのも事実です(苦笑)。
もちろん、個人ブログなのですから「大切なことなので何度も言います」でいいと勝手ながら思いますが、ただ300記事書いていろいろ見えてきたものがあり、それをそろそろ体系化してもいいとのではないかとの思いもまたあります。
私が言いたいポイント(?)は、いくつかのカテゴリに分けられるのですが、そのさらに上位カテゴリというか、ひとつの「真実」と私なりに断言できるのは、タイトルの通り、飲酒あるいは断酒とブレークスルー力の関係です。
人間にはそもそも局面をブレイクする力が備わっていて、それを飲酒がスポイルしていたところ酒をやめれば取り戻せる――いや、私のように、そういう力がもともときわめて弱い人間であっても、それを身につけることができる、ということです。
これは酒やめてみて1299日、300記事ブログを書いて本当に感じているところです。
よく指摘されることで何を今さらでもあるのですが、別にアル中とかアルコール依存症ではなくても、酒を飲む習慣があると何か問題を抱えたとき、まあ明日考えようというふうになるわけですよ。もうこれは実感としてそうです。そうすると問題は先送りになり、それは往々にして癌のように増殖します。
そしてこれも当然ながら、人生にはブレークスルーしなきゃいけない問題がたくさん出現してきます。仕事のことであったり実生活のことであったり、さらに身近な人やペットとの別離もあったりします。最後のものは歳を重ねるとどんどんその回数が増えてきますよね。そうしたときに酒を常飲していると、それを打ち破ろうとか乗り越えようという方策も気力も湧いてこないのですよ。
解決策が酒だけになっているのでそこに頼ってしまう。よく言う、酒に逃げるという状態なのですが、単にそうした即物的な意味あいを越えて、もっと大きな意味があると思います。
酒を飲む習慣があるということは、逃げる先をいつでも心の中に用意しているということです。実際に飲む飲まないにかかわらず、自分のなかでそれが一番大きなプロブレム・ソリューション(大げさw)にだんだんとなってきます。人生を支配する大きな価値観になったりするところが怖いのですよ。
いつも書いていて恐縮ですが、酒は、わいがおらんとお前は何もできない人間やろ~と囁きかけてきます。そしてそうですねえとこちらも呼応してしまいます。これが酒に取り込まれるということなのでしょう。
で、これもいつも書いていますが、酒を飲まないと、自分でなんとかするしかないわけですよ。すべてのことにおいて。そうすると意外なことに、私のような人間でもブレイクスルー力がよみがえってくる、というよりも湧いてくるのです。そして小さなことでも何とかできれば、それが成功体験になったりします。今さらかよ、ではありますが(苦笑)。
ブログのあり方もちょっと見直したい
このブログについて言えば、そうしたことを自分に言い聞かせるという役割を持っていました。もちろんこれを読んでくださっている方がそういうふうに感じていただけたとすれば、とても嬉しいのですが。
ただしここにきて、「いつも書いていますが」が頻出していることも事実です。この記事内でもすでに二回出てきてるがな(笑)。
そうした事情もあり、とりあえず300記事書いたことを目処に、毎日更新はやめて今後は不定期更新にさせていただきたいと思っております。新しい知見を得たときに更新するというかたちです。とはいえ、まあ3~4日に一度は更新しようとは考えていますが。
もう一つ、毎日更新をやめる理由としては、300記事書いて、これらについてメンテナンスというかリライトがまったくできていないからです。ここのところに着手しようと。これ以上どんどん記事だけが増えていき、そのチャンスが失われるのがこわいです。
さらに個人的な事情ではありますが、コロナで仕事が少なくなり(単に実力がないだけかもしれませんが)、まったく放置プレイだった本業のほうのホームページにもちょっと力を入れないと、本業が危うくなるかなあといった気もしております。なのでそっちに注力する時間がほしいのです。
一番大きいのは、毎日書かなくても断酒は続けられるかなという手ごたえを得ていることですね。ですから逆に、ヤバい、飲んでしまいそうや、と思ったらまた毎日書くようになるのかもしれませんけれども。
いずれにせよブログも、そしてもちろん断酒も続けていくのは間違いありません。今後もよろしくお願いいたします。