酒やめて、2754日
「生きてるだけで丸儲け」の真意は?
フワちゃんの、やす子さんに対する暴言ポストが炎上を超えて社会問題化しているようですが、もともとのやす子さんのコメントは「やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす」というものでした。こうした考え方は最近出てきたようにも見えますが、ここで思い出すのは明石家さんまさんの娘「IMARU」さんの命名由来です。「IMARU=いまる」とは「生きてるだけで丸儲け」の意味だと説明されています。
当時、さんまさんは、自分の娘だから有利な立場にあるといったようなことを冗談めかして話していましたが、真意はむろん、人間、生まれてきただけで丸儲けなんだから人生を大切に生きてほしいというものでしょう。
こうした「生きてるだけで丸儲け」的な考え方には、①「大切に生きる」のほかに、②「生きているだけで第一条件はクリアしているので、後は自由に自分らしく生きましょう」という意味合いもあり、②については、断酒erはその最たるものだと勝手に考えております。
というのは、このブログで常々主張させていただいておりますが、我々断酒軍は、断酒という大事業をやっているわけですよ。あれほど好きだった酒をやめているのですから、もう第一条件はクリアもクリア、大クリアしていて、それだけで「全員優勝」と言っても過言ではないと身勝手ながら考えております。だから後は何をやってもいいのだということになりますよね、論の帰結として(さらに身勝手)。
断酒erはおトクな生き方なのだった!
私の場合でいえば、仕事もかなり暇になっている――たまたま暇なのではなくて、年齢的に仕事受注量がシュリンクしている≒ジジイには誰も発注したくない結果という構造的なもの――ので、好き勝手にやらせてもらってます。この夏も海行き放題、さらに青春18旅も二度ばかりしました。まあ、ささやかな「好き放題」ですが。
で、これまでだったらそういうことをするに際して、なんとなく後ろめたさを感じていましたし、妻(現•元妻)からも指摘されていました。仕事が暇なのに遊んでばっかりで、というわけです。昔は酒も飲んでいたし、生活をカツカツだったので、それはもうまったくおっしゃる通りでした。
しかし今は、仕事が暇だろうが、後ろめたさを感じることなく、正々堂々と(?)遊べます。威張ることじゃないですが。
それは、酒をやめて、低収入対応型の生活が確立されたことがまずあります。仕事が暇でもやっていけるどころか貯金もできるようなライフハックを構築できたのは大きい(参考「断酒とライフハックと不安解消と」)。その上で、酒をやめているという余人の成しえない(?)事業を行っているのだから、後は自由にやらせてもらおんやん、です。
いやいや、むろんこんなことはまったく威張ることじゃないんです。普通に酒を飲まない人もいるし機会飲酒者もいる。そういう人が、酒飲んでないんだから好きにやらせてもらおうもんと思っているかというとそれは人によるでしょうし、そう思ってない人が大勢を占めるのではないでしょうか。
断酒erはその点、断酒をしていることを免罪符に変換できる。いわば「特権」を持っているということで、これは人類史上に現われた、ヒジョーにおトクな生き方ができる人類である、と。はなはだ身勝手な考え方(四度目)ではありますが、そのように規定することが断酒モチベーションにはなるのは事実でしょう。
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