酒やめて、1472日。
店に行くと、ビールが突出して高い!
酒やめて、また今このような状況ですし、外で飲食することがめっきり減りました。今は、行くとしても安い焼肉屋さんか回転寿司くらいです。しかもそれも30分くらいでさくっと切り上げます。周りを見渡してもそういうタイプのお客さんが多いようです。仔細に観察したわけではないですが。
焼肉屋さんの場合、永遠の議論テーマとして、「カルビにはビールか白米か」というものがあり、当然今の私はご飯派なのですけれども、周囲を見てもご飯派が明らかに増えてます。飲むとどうしても長尻になってしまうので、コロナのご時世とはバッティングするわけです。ですからお父さんも我慢して(?)ご飯を食べているようです。その伝で行くと回転寿司も同じですね。飲んでる人をあまり見かけなくなりました。
そして、安い焼肉屋さんとか回転寿司で酒を飲まないと、当然ながら安いんですね。食べ物のコストパフォーマンスが良いですから。とくにスシローなんて、デザートなどサイドメニューの安さとクオリティが際立っていて、さらにお茶はタダで飲み放題なので(素晴らしいシステム!)、その分、酒類の高価さが目立ちます。スシローは店舗によってお酒の値段が違うし、今はこういう状況なので酒の取り扱いも違うようですけれども、生ビール一杯480円くらいですよね。スシローで480円といったらもう高嶺の花というか、場違い感が半端なくて、他のメニューの価格とのちぐはぐさが目立つのです。
これは私が行く安焼肉屋でも同じです。酒を飲めば一気に支払額が高くなるシステムで、狙った収益構造なのかもしれませんが、コロナによってそういうことが浮き彫りになった感もあります。
「生」「生」「生」は、お金を捨てるようなもん!?
でも酒飲んでた時代はまったくそういうことに気づかずに、かぱかぱ生ビールを空けていました。アル中晩年(?)は、できるだけ安くアルコール分の高いものを! となるので、ホッピー中心でしたけれども、それでも、誰かと一緒の時は「生」「生」「生」になるときもありました。
それって今の金銭感覚で言えば、お金を捨ててるみたいなものですよ。500円というところのお金が、くぱあああと一瞬にして胃のなかに入っていくのですから。
余談ですが私が大学生の時、コルベットスティングレイで学校に来ているおぼっちゃまがいて、そいつにこの車ってさリッターどのくらい走るのと訊いたら、うーん500(メートル)くらいかなあと言っていたのを思い出します。窓から外にお金捨てながら走ってるみたいなもんやんと言ったのを覚えていますが、まあ生ビールかぱかぱもそれに近いものがありますよ。
今、日本が相対的に貧乏になり先進国の中で一番物価が安いと言われていますけれども、そりゃそうですよね、たとえばメルカリなんか見るとラルフローレンのシャツで状態が良いものでも1000円くらいで売ってますもん。生ビール2杯分ですよ。それでも今の私というところの者は、その1000円のシャツを買おうかどうか迷ってしまったりします。なぜなら、メルカリなどだとジャンル問わず1000円で買える、価値あるものがたくさんある。つまり、生二杯分の1000円というのは、それだけ使いでがあるということです。
酒をやめるといろいろ価値観が変わってきます。そして正しい価値観は当然今なんでしょうね。以前が異常だったということで。