「時間がない」を人生から追放できたのも大きい。

酒やめて、2908日

「忙しい」で自分を納得させてしまう!?

1個前のエントリーで「「めんどくさい」を人生から追放できたのはほんとに大きい」といったことを書かせていただきました。酒をやめると、気力、エネルギーが復活してくるということですね。むろん、これに加えて時間も経済力も復活します。今回は、時間ということに着目してみたいと思います。

思えば酒を飲んでいた時代は、年中、忙しい忙しい、時間がない時間がないと言っていました。たいした仕事もしてなかったのに。

今でも私の周りにはそういう人がいます。そしてその人を見るにつけ、忙しい~時間がない~といつも言っているのに稼げてない(失礼!)。て、まさに昔の俺やあ~であります。

で、実はこれは科学的に説明できるらしいのです。

いつも書かせていただいているように、酒を飲んでいると物理的な時間が奪われることがまず大前提としてあります。そして酒という問題をひとまず措いておいたとしても、忙しい、時間がないと言って自分を納得させるのは、現状に安住することを助長するらしいのです。「『時間がない』『今は忙しい』という言い訳は、脳が安全地帯に留まろうとする防衛本能の一環」といった説があるそうです。

なるほどね~と思いますよ。昔の私ももちろんそうでした。威張ることじゃないが。

時間を味方につけることができたのだった!

酒をやめることも含めて、人生をドラスティックに変えなきゃいけないのに、「忙しい」を理由にしてそれをしなかった。忙しいと言えばすべてが許されると思っていたのです。

考えてみれば、昭和のお父さんもそうだったかもしれません。ただし、昭和の時代はそういう生き方でも社会や組織が守ってくれたので問題なかったのでしょう。が、今は違いますよね。忙しくても、それが必ずしも稼げることを意味しない。おうおうにして不合理な忙しさが発生しがちである。それを自覚したときは、状況を変えていかなければならない。

と、ここに酒さんが絡んできます。状況を変えていかなければならないのにも関わらず、忙しい、時間がないを理由に現状に安住しようとする(それはむろん状況をますます悪化させるのですが)心理を、酒はさらに正当化してしまうのですよ。というのは、これまたいつも書いていてすまんが、飲酒習慣があると「飲んでいる自分」を正当化するのが常態となり、それが飲酒以外の部分でも顔を出すからです。そして、先に触れたように物理的にも時間が奪われるのでまさに三重苦状態になります。

いや、ほんとに忙しいんだよという人も当然いるでしょう。ただ、このような傾向は誰でも多かれ少なかれであると思うのです。

私の場合、酒をやめた途端に、状況を変えていくための「時間」を持てるようになった。これは物理的な時間が増えたことのほかに、「忙しい」を言い訳にしなくなったことも大きいと感じています。まさに時間を味方につけるといった感じで、この辺は自分で自分に驚く点でもあります。

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