たとえ少量でも毎日飲むとそれは適正飲酒でない理由を、断酒者なりに考えてみると【余計なお世話ながら】

酒やめて、1798日。

「適正」飲酒の基準量がどんどん少なくなっている!

昨年末に中田敦彦さんの再飲酒についての記事を書かせていただきました(参考「中田敦彦さんの「断酒やめた」を、元アル中としてせつなく思う理由」)。中田さんは毎日ワイン一杯だけ飲むことにしたそうです。これは量的に考えれば「適正」なのでしょう。

ここで「適正飲酒」の定義をしておくと、以前は一日にビールなら500ミリリットル程度までとされていましたが、現在は一日に350ミリリットルでもNGで、350ミリリットル缶3分の2程度だそうです(参考「適正飲酒者、機会飲酒者への見果てぬ夢」)。

まあアル中ならずとも「現在バージョン」の場合、こんなんじゃあ鳥の餌やんやってられんわー! という感じですね(苦笑)。この数値を聞いただけで飲む気が失せてしまいます。

で、余計なお世話ながら中田さんの場合もワイン一杯というのがリーデルのソムリエグラスにたっぷりとかなら困りますけれども(笑)。

ただし個人的にはたとえこうした量でも、毎日だと「適正」ではないと思います。なぜならば、だんだん量が増えてしまうからです。

私が考える「適正」はまさに機会飲酒であり、毎日は飲まない&特別な日だけ飲むというパターンですね。そしてこのブログでも度々書いていますが、元アル中としては驚いてしまうことに案外そういう人は多いのです。

酒やめてから「できる」ことが多すぎて

で、ですね、量が増える以外にも「毎日飲む」ことの弊害はあると思うんですよ。余計なお世話ながら自分の経験上書いてみると、結局のところ毎日飲むというのはお酒が日常に組み込まれるということです。酒を飲むことを前提にして一日が組み立てられます。これって、少なくとも個人的にはやばいなと思います。なぜならばそこで犠牲になるものがわりに多いからです。

私は酒をやめたからこそこういうブログも書けていますし、サーフィンも結構できるようになっています。その他、仕事、日常タスク含めていろんなことができています。一昨日書いた「計画」もそうですね。

で、もし酒を飲み始めると――私の場合は上記のような量であることはまったく考えられないですが、たとえ晩酌にビール一本だけであっても――繰り返しますがそれは絶対無理ですが、そんな晩酌を大事に考えるようになり、やがてそれは生活の中でメインイベントになってしまい、大きなウエイトを占めるのです。そんなふうな生活だと犠牲にするものが多すぎて、だからもう戻る気にならないということになるでしょうか。

いや、もちろん、俺は毎日飲んでいるけどいろんなことができているよ、という人もいるでしょう。そうした人にはこれまた余計なお世話ながら、お酒やめればご自身で考えている以上のことができますよ、と申し上げるしかありません。

私でさえできるのだから、いわんや今できているあなたにおいてをや、ということですね。

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