酒やめて、3246日

断酒による経済的メリットは思っている以上!?
「断酒は副業」という名言というか、もう真実と言っていいと思うのですが、断酒界隈とくにTwitter断酒部の間では有名です。もともとはそのTwitter断酒部の「トッキちゃん夢の途中」さんが提唱したもので、金科玉条にしている方も多いのではないでしょうか。むろん私もそうです。
そのココロはといえば、当然ながらお酒をやめればお金が浮くし、それは副業するほどの経済的効果があるということですね。断酒アプリなどでも、お酒を飲まないことによって浮いた金額が示されたりもします。
むろん家で甲類焼酎を炭酸水で割る(だけ)といったような飲み方であればさしてお金はかからないのですが、ただ、飲酒習慣があるとお酒に関する消費がまったくの別腹になってしまい、それを何とも思わなくなってしまう。そして、昨日の夜は〇〇仲間と飲んで〜と言った口で他人に借金を申し込むという寓話的な出来事も発生してしまうのです。そして本人は、それがイソップさんもびっくりなストレンジマターであることに気づかない(参考「飲酒行為は、人生を「寓話」仕立てにしてしまう!?」)。
といったころは大げさにしても、飲酒習慣があると、酒を飲む行為が完全に生活に組み込まれ、それを前提にすべての消費行動を取ってしまいます。しかしそれは裏を返せば、そこからぽっこり酒という要素が抜けると、思った以上に経済的メリットが発生するということで、これは経験上明らかであります。
「副業」の本命は健康であること!?
さて今、もはや給与や年金だけで暮らしていけないので副業しなさい投資しなさいと政府や学校でさえ言っているような状況に日本はあります。価値が下がる一方の日本円で給与や年金をもらっているのでは、グローバルベースで動く物価高に追いつかないわけですよね。ざっくり言えば。
だから、副業と投資が必要である、と。そして副業と投資は二本柱のように語られますが、断酒ということを絡めてみると、投資もまた「断酒は副業」から発生する副業の一つであります。というのは、当然ながら投資するにはタネ銭をつくる必要があり、飲んだくれにとっては酒をやめて経済力を復活させることがスタートラインに立つ条件になるからです(参考「タネ銭がないとにっちもさっちも行かん世の中になってもーた。ますますもって飲んでる場合じゃありません」)。とまあ、そんなことは今さら私のような者が言うまでもないことですが、ただし、ここに気づかせない点もまた酒さんの怖さだったりします。
この投資のほかにも、「断酒は副業」から派生する、いわば分科会(?)的なものがたくさんあって、一つはDIYです。私などもこの夏、家の周りの草刈りを頼もうと思って見積もりを取ったら例年の二倍近くになっていて驚いたのですが、諸事値上げのなか、とくにマンパワーを要することに関しては、もうびっくりするくらい高くなっているということですよね。鉄的関心があるところでは、北陸新幹線の延伸工事費用も当初の二倍に膨れ上がっているといいますし、名鉄悲願の名古屋駅再開発も、あまりの工事費高騰にゼネコンが逃げてしまい頓挫したといいます。と、話が大きくなってしまいましたが、そうしたなかで、自分の「マンパワー」を使って何かやる、そのためのスキルを身につける意味はますます大きくなっています。
もう一つの「副業」は自炊です。自炊すると生涯で一千万円程度浮く(投資のタネ銭にできる!)と言われています。そしてDIYにしても、自炊にしても、時間とエネルギーを必要とし、これらは酒やめるとわさわさ湧いて来るとはいつも書かせていただいております。自炊に関して言えば、単に「自炊すると安く上がる」だけでなく、当然、健康にも寄与し、その分、医療費が浮くことにもなります。そう、「副業」の本命は健康ですね。
糖尿病や歯周病といったサブスク的にお金がかかってしまう病気と飲酒は密接に関係しています。またこれら病気は他の病気を誘発しますので、酒を飲んでいると、このことも絡んでどんどん医療課金を呼び込んでしまう。飲むのと飲まないのとでは、このような医療費において大きな差が出てきます。当然ながら。
とまあざっと見てきましたけれども、「断酒は副業」を原点に様々な副業が生まれてきて、それを自分の生活に取り入れていくことが、今の日本の状況ではもはやサバイバル要件になっているということを言いたいのでございました。
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