正月休みに何をするかで将来が決まる元年になるかもしれませんね。酒飲まずに。

酒やめて、2160日。

「正月」が酒に覆われていた……

お正月もまったく平常運転の断酒者でございますが、2日は正月休みしか時間が取れない方に会ったりして、すでに仕事始めです。

誰にも訊かれちゃいませんが今後のことをお話しすれば、私にしては1月はかなり忙しくなりそうなので、この年末年始休みを利用して1月末納期の仕事をほぼほぼ片付けてしまいました。といっても大した量ではないのですが、しかし私にとっては超絶画期的なことで、こんなの生まれて初めてですよ。

まあ酒やめればこんなこともできるのですねー、なのですが、飲酒時代と比べると自分の人生ながら感慨深いです。

というのは、飲酒時代はやはり「正月はめでたいから酒が飲めぞー」で過ごしていて、要するに酒を飲むことしかないという(初詣くらいは行っていた。しかしそれも、正月なら前年の御札をタダでお焚き上げしてもらえるという、きわめてゲスな理由からだった)、普段の生活以上に酒に覆われたタームだったのですね。

会社員時代などはそのタームはさらに前後に長く、つまり御用納めと御用始めの日にお得意さんのところで振舞い酒が飲めるのを楽しみにしていた(当然、その後は働かない)ので、まさに酒乞食でした。

酒が飲めるぞーで過ごしていいのか

でもまあ少し前までは、そのような過ごし方をしても大丈夫だったのですね。

我々よりも上の世代は、そうした正月の過ごし方をしても何の問題もなく、組織と国が老後を守ってくれるという構造があった。逆に言えばその構造に乗っかって年末年始酒が飲めるぞーしていました。

我々世代は、立場によってギリ大丈夫な人もいれば、私みたいにまったく大丈夫じゃない人間が混在しているという感じでしょうか。

そして今の現役真っ只中世代は、将来的なサバイバルの仕組みは自分で構築しなければならなくて、何しろ国も、2000万円用意しろーだとか副業オッケーよんだとかで、死ぬまで働けと言っているほどですからねー。

となると、です。私のようなフリーランスはもちろんそうですが、組織に属してる人にとっては、フリーランス以上にこの正月休みというのものは非常に大切になのではないでしょうか。ここでの1週間なりの「自分時間」で何をやるかによって、将来が決まってしまうみたいなところがありますよね。それは勉強だったり副業の仕込みだったりすると思います。

ここで断酒友の話をさせていただければ、彼は昨年の秋口に本業の方が暇になったので、中小企業庁の事業復活支援金に狙いでもあったけれども、新規事業の収益計画を1ヵ月にわたって綿密に立てたそうです。

仕事柄、経営戦略立案などの定性計画には慣れていましたが、収益計画のような定量計画は初めてで、そうした中損益分岐点や限界利益率を何度もシミュレーションした結果、かなり厳しいことがわかり断念したそうです。

ただしこの経験は、上からのようで申し訳ないのですが、確実にスキルになって身に付いたわけじゃないですか。今後、何度でもできるわけですよ。そして、まさにそういうことをやるのに最適なのが正月休みであり、すべての人がやらなければいけないという状況になっています。

繰り返しますが、正月休みを始めとしたまとまった休みは、断酒友がやったような人生の仕込みに使わなければいけない時代と社会になっていて、ここで何をやるかということは多くの人にとって切実な課題であり、それを邪魔するのが、ご存じ酒さん、というわけであります。

「酒が飲める飲めるぞー」と「収益計画立案(成否問わず)」では、数年先にめっちゃ差が出てきそうであり、逆に言えば酒が飲める飲めるぞーで過ごす正月休みは、自分の将来をどんどん毀損しているというふうに都合よく(?)考える、断酒者の正月休みでありました。

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