酒やめて、2184日。
「少量飲む」のは富裕層ですからー!
ちょっと前に「「少量の酒なら健康にいい」「酒は一滴でもNG」論争は、脳への影響を無視してはできない件」といった話を書かせていただきました。人類は、「少量の酒なら健康に良い」という都合のいい説を信奉しつつ酒を飲み、たびたび「少量」を超えてきました。
確かに「少量の酒なら健康に良い」を裏付けるデータもあったのです。例のJカーブ効果というものですね。いくつかの疾患による死亡率は、まったく飲まない人よりもちょっとだけ飲む人の方が低いといったものです。
ただし、これにはカラクリがあったことも最近では明らかになっています。母数の質の問題です。こうした調査の母数をランダムに抽出すると、「少量の酒を飲む」層、すなわち機会飲酒者は富裕層に多く、富裕層は、経済力を背景として運動や食事など他の面でも健康に気を遣えるため、必然的に長寿命になるというのです。
やっぱそうですよね、このような調査は母数をどのように取るかによってかなり違ってくるので、同じような社会的バックボーンや所得などの中で比べないと意味がありません。そして、そのような調査の結果、「一滴でもNG」になりつつある、というのが現在の状況と言えます。
まあ統計手法によらずとも、単純に自分の周りを見るにつけ、そうなんだなあと感じます。毎晩飲んでいるような人は、なんとなく人生上手くいってない人が多いです。余計なお世話ながら。
だからそういう人が、「俺は、昔のお前と違って程度をわきまえた飲み方をしている、自分で自分をコントロールできている( ー`дー´)キリッ」とアピールしているのに接すると、そういう問題じゃないんだよなあ、と思ったりもします(性格悪い)。
文系的情緒と酒さんは仲良しです
さて、最近仕事で会った方から聞いたのですが、数学的な考え方をする若い人が増えている、つまりロジックを優先するという人が増えているそうです。そのような人は、むろんIT社会とも相性がよく、社会的に成功者になる可能性も高いですよね。一般論としては。
そして、さらに断酒者都合で考察(?)を進めれば、飲まないかあるいは機会飲酒者になっていくのでしょう。
というのは、いつも書いていて恐縮ですが、その反対の文系的情緒みたいなものと酒は非常に親和性が高いのです。文系的情緒の代表に「感性」がありますけれども、今や「感性w」です。あるいはいまだに「金のことを言うヤツはろくな仕事ができない」みたいな典型的な文系情緒を振りかざす輩もジジイ界隈にはいますが、そういう輩はアル中とまでは言わなくても、飲んだくれています。
でもって私のようなジジイ界隈に足を突っ込む歳になってくると、周囲は、アリとキリギリスじゃないですけれども、人生上手くいって老後も安泰ぽい人とそうじゃない人に分化しています。ロジカル=数学得意=機会飲酒みたいな連中は、まあ大体において成功してますよね。で、その反対は……という話になりますよ。お前が言うな、なんですけれども。
とまあ、こういう自分の周囲だけを根拠に話すのも文系の最たるもので恐縮なのですが、ただそうした経験則的に感じたことがデータとしても証明されつつあります。でもって遅まきながら「ロジカルチーム」の仲間入りをしたく、その最低条件として断酒を続けたいと考えるのでありますよ。今さら数学に強くなるるわけでもないので(汗)。
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