酒やめて、1612日。
いつになく余裕で夏計画が立てられる!?
私事で恐縮ですが、ここ数か月、長期出張も含めずっとかかずらっていた仕事がようやく山を越え、夏計画てやつを立ててもいいような雰囲気になってきました。とはいえその前にワクチン接種をしなければならず、またコロナの状況も先行き不透明な部分が多いので、まあ雰囲気だけですが。
さて、夏といえばビール!となりますよね。私も飲酒時代は当然そうでした。でもですね、ビールを飲んでいたからこそ夏が十分に楽しめなかった、今はそういうふうに思ったりするのです。
というのは今、まがりなりにも夏計画を立てられるような心持ちになれるのは、仕事が飲酒時代よりもサクサク進んで時間的余裕が生まれたからです。これは、私がフリーランスで、定収入皆無の代わりにある程度自分で仕事を裁量できることもあり、オンリーワンエビデンスに過ぎないかもしれませんが、ただ時間的な余裕、ついでに経済的な余裕、エネルギー的な余裕が生まれるのは、程度の差こそあり、断酒者に共通するものだと確信しています。
つまりこういうことなんですよ。夏とビールは「セット」としてとらえられがちですが、ビールを常飲しているような生活をしていると、人生の他の部分が時間的にも経済的にも圧迫されて、なかなか夏を満喫できるというふうにはならない。確かに「夏はビール」で、ビールを飲んでいる瞬間は夏満喫なのですが、大きな視点で見ると、夏なのに何もできなかった、ビールを飲む以外は! てなことになりがち……というよりも、そういう夏をずーっと過ごしてきました。少なくとも私の場合はそうでしたね。
今は飲まないから、夏だビールだあああ! にはならないけれども、その分、時間的な余裕も、多少の経済的な余裕も、さらにはエネルギーもあるので、夏を目の前にして、よしそれじゃあ満喫してやろうじゃないかという心持ちになれるというわけであります。
「〇〇歳の夏は一度しかない」を何度潰してきたことか……
女子高生みたいなことを言えば「〇〇歳の夏は一度しかない」ですよね。その伝でいくと、まあなんと多くの夏を、酒によってつぶしてきたかと思いますよ。とくに子どもと一緒の夏は非常に貴重で、一緒に遊べるのは一生に何度かしかないので、これを酒で潰したのは痛恨事でもあります。もっといろんなところに連れて行ってあげればよかった、もっと建設的なことをすればよかったなあと思います(参考「親の過飲酒は、子どもの経験チャンスを奪う」)。
逆に言えば、早く酒をやめれば「一回しかない〇〇歳の夏」を何度も楽しめるということになります。ここに気がつけばよかった。今さらながら。
ですから私も今、甥っ子などには、一度、酒やめてみ、という提案をします。余計なお世話だけど甥っ子ならいいでしょう。酒やめると時間が湧いてきて、いろんなことができるようになる。それを「一回しかない〇〇歳の夏」に体験してみるのもいいかもしれない。そのことと酒を飲むことと天秤にかけて、あらためて飲むか飲まないか決めればいいのではないか、と。
私にしても、この夏は、青春のサーフポイント巡礼みたいなことをやってみたいなあ、つまり「アクセル吹かしてKeep on Truckin’」をやろうと計画しているのですが、なにせジジイなもんで、運転用の度の強い眼鏡を長時間かけていると頭が痛くなったりするのですね。だからもっと若いうちにやめてればよかったー。この辺りはマジ後悔ですわ。