酒やめて、1297日。
日本人は民度が低いんだそうですが
昨日に引き続きですが、またぞろ嫌あ〜な記事を見つけてしまいました。これは昨日のものですね。
【コラム】沖縄から眺望できる「国民的思考停止」という病の風景ーー辺野古米軍基地建設とは何なのか
元朝日新聞の川端俊一という記者が沖縄タイムスに書いたコラムです。ここで注目したいのは「(日本人は)民度が高いとは言わない」とあることです。
おやおや、民度が低いと言われてしまいましたよ。自国民をこのように貶めるのはオールドメディアのドラマツルギーとも言えるものでしたが、もう通用しやしません。不愉快なだけですし、私たちもそこまでバカではありません。
この記事をご覧になった方は、沖縄タイムズだからねえとか、元朝日だからねえと思うかもしれません。でも、こういう人ってわりといるんですよ。若い方は幸いにもあまり接する機会はないかもしれませんが、ある一定以上の年代には確実にいます。言論に携わるインテリ高齢者はだいたいそうです。
彼らの会話の中には普通に「日本人は民度が低い」が出てきます。あと、それにもまして私が抵抗を感じるのは「啓蒙しなきゃ」という発言です。
啓蒙というのは「蒙を啓く」ですよね。では蒙とは何かといえば、無知蒙昧の蒙ですよ。お前らバカだから教えてやるけどさ、てことです。実際、こういう人たちの発言には「お前は知らないと思うけど」が枕詞のようについてきたりもします。知らんで悪かったなあ、ですわ(笑)。
ちなみに中国は、今のモンゴルに「蒙古」と名づけました。むろん意図してのことです。こういう悪字を周辺国に名づけるのが大好きですよね。
モンゴルという言葉は、勇猛な人という意味だそうです。もともとモンゴル人は自らをモンゴル=勇猛な人と呼んでいたところ、中国は発音の似た悪字をわざわざ探してきて「蒙古」としたのです。性格悪いです。てか、完全にジャイアンの発想です。
日本の古名である「倭」もそうですね。たぶんもともと日本人は自分たちのことを「わ」と称していたのでしょう。これは「われら」という意味でしょうが、もしかしたら「協調性のある人」というニュアンスも含まれていたのかもしれません。民度高いです、昔から(笑)。その「わ」に、「醜い」「小さい」という意味の悪字である「倭」を当てたのが中国人です。
ちなみに韓国では、いまだに日本風のことを「倭色」と呼んでいるそうです。もはや中国でさえ日本のことを「倭」と呼ばないのに。さすが、スネオ国の面目躍如ですわ。
飲酒そのものには色はついてないけれども……
で、話を戻すとですね、そういう「啓蒙」だとか「民度が低い」とか、あたかも自分が一段上の存在のように定義し主張する人間はもう受け入れられなくなってるんですよ、一般感覚では。そうした連中は、負の意味でのレガシーになっています。本人たちは気づいてないですが。で、そうした人間と、自らをメタ認知できる人間に、人類は分化しています。
この川端俊一という記者はまた「(日本人は)同調圧力を疑わない」と言っていますが、確かに私も含めて古い世代はそうだったかもしれません。でも今の日本の若者は、自分軸というものを持つことを目標とし、学校教育もその方向に動いています。
確かに人類は分化しているのです。それを知らないレガシーな側から、トクトクと日本人を批判されてもねー、と思いますわ。
すみません、それで沖縄タイムス張りのご都合理論になってしまうのですが(笑)、断酒ブログ的に言えば、そういうふうに分化した、負の意味でのレガシーに属するものに酒も入っていくのではないか、と。
いや、酒を飲むこと自体は色が付いてない行為だと思いますよ。ただ飲み会で「大衆を啓蒙しなきゃー」とかオタを上げるのはもう確実にレガシーです。そうすると酒そのものもだんだんそのような負の意味でのレガシーのアイコンになっていくのです(参考「酒、それ自体もまた「レガシー」のアイコンであることを、勝手に認定させていただきました」)。
ふふふ、勝ったね(誰に?)。