酒やめて、2674日
「死」を考える機会が増えてきた
いやいやいや、すっかり夏でありますよ。これから梅雨入りするので手放しで夏というわけではないのが日本の宿痾(大げさ)というものでしょうが、海なんぞ行くともう完全に夏であります。冬の海は、サーファーはガチ勢ジジイ(パチンコガチ勢と風貌が変わらん)&コンペ指向若男子女子ばかりで、なんだか求道場的な雰囲気が漂っているのですが、ゴールデンウィークくらいから一気にレジャーサーフィン色が強くなって海岸も華やぎます。
というわけで夏なのですが、この時期、メルカリやヤフオクを見ると高級ダウンがお値打ち価格で出品されていたりもします。私も村田嵐プロのおとんの影響で高級ダウンが欲しくなり、でもって買うなら今かなあとも思い、そんな話を同世代の友人にしたら、でもさあ、次にダウンを着る時期には死んでるってことはさすがにないにしても、病院のベッドの上とかはあり得るよねーなどと水を差してくるのですが、真実でもあります。
まあほんとに還暦過ぎると、同年代ががん宣告を受けたみたいな話もチラホラ聞きますし、私自身も一昨年、一時はがんのステージ4だと言われました――結果的に良性の肝血腫で過去の飲酒歴との関連は不明とされましたが、私は密かにワクチンが原因ではないかと訝っています。というのはオンリーワンエビデンスですが、娘のご注進によれば、酒を飲まない元妻もワクチン接種を受けた後、ガンマGTPが400くらいまで上がったそうだからです。ワクチンは肝臓さんにダメージを与えるのかもしれません。この辺の話は調べればいくらでも出てきそうですね。
とまあそれはともかく、がん宣告を受けた時は「死」について考えましたよ、やっぱり。メメントモリってやつです。この歳になると、会社員時代の先輩の訃報に接することも多くなるし、冒頭に記したように同年代でもがんに罹患する人もいる。むろん、がんイコール死ではないけれど、自分の体験も含めてメメントモリる機会が増えるのです(「メメントモリ」の本来の意味は「常に死を意識しろ」らしいので「機会が増える」程度では「メメントモリ」ガチ勢ではないのだが)。
加齢とともに、飲酒と他のことは両立しなくなる!?
ともあれ、当然のように若い時とは同じ気持ちではいられません。それはとくに時間に対して、です。残された時間というと大げさですけれども、もう人生無限にあるわけでないことを常に意識するようになります。元気に動けたりマトモな頭で考えられたりする時間はさらに短いわけで、その間で何をするかということに思い至るのです。
で、その「何をするか」が酒を飲むことであってもいいとは思うのですけれども、ただし加齢とともに、飲酒という行為とその他のやりたいことが両立しなくなるのですね。
ジジイになると、毎日酒を飲むような習慣があると、もうそれだけになりがちです。そっちを選択する方法もありっちゃありで、そうしている人もけれども、どっちを選ぶかの岐路に立たされます。
私の場合、「何をするか」の「何」は、サーフィンと旅と親孝行とKindle出版と資産形成して娘にいくばくかを遺すこと(以上、優先順)で、それらがある限りは、酒飲むという選択肢はないのだなとあらためて肝に銘じたいと思います。
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