部活引退と断酒はちょっと似ているのかもしれない。

酒やめて、2832日

部活引退が受験勉強スパートの合図!?

11月に入って受験生はいよいよ追い込みのようです。家の近くの高校も、土日でも生徒さんや親御さんが出入りしていて、まったく大変だなあと思います。大学の総合型選抜は11月1日合格発表解禁といいますから、あるいはその関係かもしれません。

さて受験に先立って、高校3年生には夏前に部活引退という「儀式」があります。それは我々ジジイ世代が高校生の時からそうでした。運動部の場合、インターハイ予選、甲子園予選に敗退した時ですね。そこから気合を入れて勉強しましょうというわけです。

むろん部活と勉強を両立させることも非常に意義があるといいますが、一方では部活に勉強しない理由を求めがち、なんてことも指摘されるので、やはり「引退」が本気の本気で勉強モードに入るきっかけなのです。

もっとも最近では冒頭に記したように総合型選抜などのプレゼンスが大きいので、部活と勉強がトレードオフの関係ではなくなっていて、「部活引退後受験勉強に切り替え」みたいなスタイル(?)も、あるいは時代遅れなのかもしれません。が、人生には、頭を切り替えてレバレッジをかける時期がある、そしてそうした時期が誰の人生にも必要なことは時代を超えた真実でしょう。

余談ながら『ドラゴン桜』では、日本ではアメリカと違って家庭での課外活動が(入試で)求められないから格差が生まれにくいと主張していましたが、総合型選抜などにおいてはそうではないところが、昨今の受験事情の怖さでもありましょう。私の知り合いでも、超名門中に娘を合格させたような家庭は、よくSNSで「JAXAなう」みたいなことをアピール(?)していましたし(嫉)。

飲まないアドバンテージを自覚できる「時」

さて、このことを社会人に置き換えてみるとどうなるのか。

断酒ブログですから酒の話をからめれば、就職すると年上の人間と付き合う機会が圧倒的に増え、そのためには酒が必要なケースもあるので、その時点では「飲む」「飲まない」の人生に対する効用は拮抗していると言えるかもしれません。

最近では飲まない若い人が激増していて、そういう人は、私のような断酒ジジイからみれば大きなアドバンテージを有しているし、うらやましくもあります。ただ、そのアドバンテージを自覚し、酒を飲まないことで生まれる時間や経済力やエネルギーを将来のために使わなければ意味がないわけで、飲まなくてもそれを生かしきれていない若者も多いと思われます。

ただ社会人経験を積んで、じゃあ自分で起業しようだとか転職しようだとか組織の中で大きな仕事を任せてもらおうだとか、あるいは早期リタイヤしようだとか、そうした思い(野心と言ってもいいかもしれない)を抱けば、当然ながら人生にレバレッジをかけなければいけない。

その「時」は、高校生における部活引退という「時」と似ていると思うんですよ。そこで、酒をやめて生まれる時間とお金とエネルギーを将来のために使えれば、それはめちゃ大きなアドバンテージになる。

たぶん、私にもそういう「時」はあったのでしょう。その時に酒をやめてればなあという後悔は常にあります。

しかし、とも思います。今現在だって、老後を迎えるにあたって、ここでレバリッジをかけなければいけない「時」でもある。「一生働け」の世の中で一生働き続けるのか、あるいは低年金(私の場合)のほかに寝ていてもお金が入ってくる構造を構築するのか、といったことに真剣に向き合わなければならない。そうした「時」に酒を飲んでいたらどうしようもないな、と考える次第でございます。

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