酒やめて、1860日。
酒レスミニマム生活はコロナに強い!?
確定申告してみて、いやいやいやいや収入の少なさにびっくりしましたよ。コロナ禍を背景に、それだけ仕事が減っているということですね。いやいやいやいやコロナのせいにしちゃいかんですな。自分の力のなさ、あるいは加齢による部分も大きいでしょう。
一方で、それでも暮らしていけ、なおかついくばくかの貯金ができていることにも驚いてしまいます。やはり酒レスの生活は偉大です。
私はもとから定収入皆無のフリーランスなので、あまり参考にならないかもしれませんが、ただ、ミニマム生活はこのような変事に強いことを、コロナ禍であらためて確認したかたちになりました。まあ最近は少し怪しくなってきましたけれども、日本は先進国一物価が安い国だということも当然ながらベースにあるでしょう。ほんとに今の日本は、低収入でも暮らしていける社会環境があります。低収入が先か物価安が先か、の話ですが。
ともあれ今は、仕事も少ないし暇ができるので、この時間を使ってなにがしかのことをして将来に備えなければならないというのも、一つの側面としてありますよね。
それをできなくするのがご存じ酒さん、であり、これって存外に大きな意味を持っているのかなあとも思います。大げさに言えば人類の歴史が変わる瞬間に立ち会っているのかもしれません。それはこういうことなんです。
パラダイムシフトキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
人類は働いて、そして飲酒習慣がある人は、その労働の疲れを酒で癒すということをずっ〜と行ってきたわけですよね。で、これって実はすご~く不合理なのかなあと多くの人が気づいたのかもしれません。コロナ禍を通じて、仕事が少なくなり収入も減ることで。
たとえばざっくり1日の収入が10,000円だとします。そして仕事帰りに一杯やって3,000円遣ったとしますよね。まあ、土日はそういうこともないでしょうから、一日で均すと2,500円としましょうか。なおかつ首都圏の場合、仕事に便利なところで一人暮らしするために75,000円の部屋を借りていたとしたら、それを1日に換算すると2,500円。足すと5000円で収入の半分ですよ。これってさあ、ものすごいばかばかしいことじゃね、と多くの人が気づいたのではないでしょうか。ましてやコロナ禍でリモートオッケーとなれば。
酒にフォーカスすれば、10,000円稼いで2,500円、その1万円という金を稼ぐためにたまったストレスなりを発散する、いわば必要経費として1/4が飛んでいくのは、おこの沙汰ですよ。カイジの地下労働→「キンキンに冷えてやがる……!→悪魔的だ~!」と、考えようによっては同じです。アレはカリカチュアライズされてますけれども(漫画なので当たり前ですが)一面の真実ではあると思います。人類はみんな長い間カイジをやってきたわけです。
むろん、これは考え方の問題です。ただ、構造的な問題でもあります。コロナで収入減る&リモートでオッケーとなる→仕事を終えて帰りにいっぱいやるというスタイルが成立しにくくなる。そして、なんかもうお酒飲むのばかばかしいとみんなが思い始める。
てなわけで、労働の疲れを酒で癒すという、有史以来のスタイルから人類は抜け出そうとしているのかもしれません。断酒者の独善的な考えと言われればそれまでですけれども、人類始まって以来の価値観のパラダイムシフトが飲酒行為を媒介として起こり始めているのではないかと勝手ながら期待しております。ワクワク。
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