酒やめて、1068日。
AKB48の峯岸みなみさんが断酒を続けているそうです。断酒友からの情報です。お正月にツイッターでツイートして話題になったようですが、昨日1月6日現在も続いています(下参照)。
リハーサル終わり、ゆきりんと火鍋を食べて、2人カラオケをしました。とても楽しかったです。
今日もお酒を飲みませんでした(29日目) pic.twitter.com/RknHN9vZOr— 峯岸みなみ (@chan__31) January 6, 2020
アイドルと酒との関係は?
もともとアイドルと酒はあまり親和性が高くないというのが日本の常識ではなかったかと思います。夢をかなえるアイドルなんだから、爛れた俗世界のアイコンである酒なんか飲むわけないっ、といった感じでしょうか。だからこそ元アイドルが飲酒運転で交通事故を起こしたりすると、ワイドショーなどでもことさらに大きく取り上げられるのでしょう。
しかしながら、たとえば歴女アイドルや鉄子アイドルなどと同じくニッチ分野としての飲酒アイドルも存在しているようです。これなどは「夢をかなえるアイドル」とは逆に、一般人のレベルに降りてくるためのツールとして酒が用いられているようにも思われます。「せんべろ大好きアイドル」なんて、おっさんたちは胸きゅんですもんね(笑)。――というのは、アイドル好きの方々からすれば浅い分析なのでしょうが、とりあえずそういうこととして話を続けさせていただきます。
ハリウッドスターの間では、酒はもうクールじゃない!?
一方、ハリウッドのセレブスターたちの間では、酒をやめるというのが一つのムーヴメントになっているそうです。断酒友のぽんちゃんのブログでもこのように紹介しています(参考「ファビュラスな断酒仲間♪」)。
共通しているのは、問題飲酒状態であったところ酒をやめ、その立ち直る姿をスターとして示している点です。断酒大先輩(28年!)のエルトン・ジョンなどはその典型ですよね。そういえばエルトン・ジョンの自伝的映画『ロケットマン』は、依存症セラピーのシーンから始まっていました。
スターとしてこのように再起する姿、ストイックな姿を見せることで、より輝きを放っていると言えます。
で、ここで峯岸さんの件です。彼女がどのような理由で酒をやめたのかは存じ上げません。ただ飲酒を売りにするアイドルもいるなか、酒をやめてその姿を見せるというのは、きわめてハリウッド的ではあります。
彼女はAKBの第一期生で、一期生としては最後にこの春、卒業するそうです。私はAKBは初期の頃しか知りませんが、主演映画『マジすか学園』(現在、公式youtubeで限定配信中だそうです。第一話)は、まだ小さかったうちの子と一緒にわりに熱心に視ていました(峯岸さんも重要な役で出演していました)。もちろんビール片手に(笑)。
AKBといえば「会いに行けるアイドル」の元祖です。一般人と目線を合わせ立ち位置を同じくすることで売れたアイドルです。その最後の第一期メンバー(つまりコンセプトの純度が高い)として一つのアイコンとなっていた峯岸さんが酒をやめるということは、彼女が一般人立ち位置のアイドルから、ハリウッド型の本物のスターを目指す証なのかもしれません。応援したいと思います。