酒やめて、1058日。
クリスマスイブの日に、ポケットWifiを格安系に乗り換えました。以前から電話は格安携帯を使っていたので、これで両方足しても5000円いかない料金プランが完成し非常に満足しております。3月には仕事場のWifiも解約する予定なので、通信のスリム化が一気にはかれます。
桜木先生@ドラゴン桜はいいこと言ってるわ!
酒をやめてからこっち、執着心がなくなったのでしょうか、それと表裏一体を成しているのは間違いないと思いますが、とにかく生活や人生をスリム化していこうという思いが強くなっています。酒にまつわるもろもろのめんどくささから解放されたんだから、他のめんどくささも捨ててしまいたいという思いがあるのです。
さて、携帯電話料金が高いとはよく言われます。もう十数年も前ですかね、ドラゴン桜の桜木先生はいみじくも以下のように言っておりました。
携帯電話、給与システム、年金、税金、保険、みんな頭のいいやつがわざとわかりにくくして、ロクに調べもしないやつから多く取ろうという仕組みにしている。つまり、お前らみたいに頭を使わずに面倒くさがっていると、一生、だまされて高い金、払わされるんだ。
これは桜木先生が高校生に対して言ったものですが、我々大人にも当時、ずいぶんと心に響きました。世の中は頭の良い人がプラットフォームをつくり、我々はちょっとずつ搾取されてるんやなあとなんだか暗たんたる気分になりました。ただ、そういう気持ちになっただけで、なんのアクションも起こさず、そんな気分を打ち払うように毎夜毎夜プシュ! していたのが飲酒時代の私であります(汗)。
ちなみに私は家計再生コンサルタントの横山光昭先生とお話しさせていただいたことがありますが、先生も、家計の支出を抑えるにあたって、携帯と保険の見直しを強調してました。つまりこの二つはブラックボックスってことですよ。先生は紳士なのでそんなふうな直截な言い方はしませんでしたが(笑)。
ますます「調べないと損する」世の中に!
実際私の友人でも、携帯と保険が合わせて夫婦で7万円、みたいな人はよくいます。私もそういう時期はありました。でも、たとえば養育義務がなかったらそれは絶対無駄……とは言わないまでもやはり高すぎでしょ。要は、子どもが独立したりと状況が変わっても、言われるがままに払ってるわけです。今、酒を飲まないので思うのは「7万円で1ヶ月十分暮らせるわ!」
ともあれ桜木発言から十数年経ちましたが、「頭のいいやつがわざとわかりにくくして、ロクに調べもしないやつから多く取ろうという仕組み」はもっと加速しているでしょう。というのは、ICTというブラックボックスが世の中で大きなプレゼンスを持つようになったからです。携帯やスマホもそうなのですが、それ以上にネット上の商取引などは、得するケース損するケースの差がかなり顕著であり、調べない人は確実に損します。
ところがですね、ここで酒の話ですが、酒飲むと調べるのがほんとに嫌になるんですよ。しかも一つ行き詰まると、もうその時点でプシュ!です(笑)。そして結果的に損をし、それが積もり積もって家計や人生そのものを圧迫する。
そう、人生を圧迫するんです。なぜならエラソーに言えば、人生における行動の自由は、可処分所得に担保されるものですからね。そしておそろしいのは、このテのルーティンな支払いで人生圧迫されていても、それこそ茹でカエル理論で気づきにくいわけです。
で、飲まないと、こういうことが解決するのですよ。嘘みたいに。飲まないと、人生がドラスティックに好転するかどうかは私にはわかりません。しかし、小さなことは少しずつ好転していくのは掛け値なしの真実です。その一端が、とことん調べることによる家計費の節約ってことなのでしょうが、これが積もり積もって「ドラスティック」になるのでは、と期待しているところです(笑)。