忙しいから酒を飲む。これが人生を追い込んでしまう理由。

酒やめて、2274日

「忙しい」が至上の価値だったジジイ世代ですが

一昨日、「AIという恐竜の前では、身体を小さくして生き延びた初期の哺乳類がお手本になる!?」といった話を書かせていただきました。そのなかで、自分の人生の中で、自分のために使える時間+経済力+エネルギーをマックスにしたいと記しました。それを徹底的に削いでくるのが酒さんということにあいなります。

したがって、あー今日も忙しかったよく働いた酒でも飲もうという生き方は、AIが跳梁跋扈(?)し何が起きるかわからない世の中では最悪な生き方です。

そう考えると、やっぱり遠くに来たものですよ。

私などの世代が社会人やっていた昭和から平成にかけての時代は、忙しいということは至上の価値でございまして。でもって先輩方の中にはいまだに忙しい忙しいと言って、それをアピールしている人もいます。気持ちはわかるけど、もはや今の時代、滑稽でもあります。

余談ながら、自動車のナンバーで「42」が入っているのは一般的には縁起が悪いとされがちですが、運送業界では「ほしいナンバー」だったらしいのですね。「始終荷がある」というわけで。

ともあれ、忙しいと酒が飲みたくなる。そして、忙しい→酒でも飲もうは、忙しいアピ世代の先輩方にとっては最高の幸せだったのですよ。余計なお世話ながら。でも、ここに来て、それってどうなのよという一大転換期を迎えている。

忙しい忙しいで働いて、それを癒すために酒を飲むというパターンが適合しないだけでなく、自分の人生をどんどん毀損していって、気がついたときに詰んでいるということになりかねない時代と社会になっています。

この辺の事情は組織で働いている方もフリーランスでも同じだと思いますが、やっぱりそうではなくて、自分のために使える時間+経済力+エネルギーをマックスにして、この先の人生のために何を仕込むか、ということですよね。そんなことをほんとに考えてしまうChatGPTの出現であり、世の中の激変ぶりなのでございます。

「忙しい」を理由にして飲んでいたのに!

と、まあこうしたことはいつも書いていますし、常識化しつつあるとも思いますが、言いたいのはここからであり、これは実体験でもあります。

つまり、忙しい忙しいで培われた(?)飲酒習慣は、暇になって自分の時間が持てるようになり、そこで何かをやらなければいけないという状況になっても継続するんですよ。当たり前といえば当たり前ですが。その当たり前が酒さんの恐ろしいところでありまして。

忙しいから飲んでいた人は、暇になっても飲むということですよね。最初は忙しさを理由に飲んでいたのが、やがて飲むことがファーストプライオリティになる。まさに私がまったくこのパターンでございました。

世の中の激変というのは、これまでたくさんありました。自分の人生においては、一つはバブル崩壊です。バブルのときは、まさに忙しいから酒を飲む、その典型でした。そしてバブル崩壊後、自分の時間が生まれた→自分のために使える時間+経済力+エネルギーをマックスにして(何度もすみませんが)何かをする、にしていれば、ほんと人生変わったと思いますよ。ただ、そうしなくて、飲むことだけが変わらなかったのです。

とまあそんなわけで、今現役で、このシンギュラリティというバブル崩壊とは比べものにならない激変を迎えているときに、いち早く酒やめられた人は、めちゃアドバンテージだと思いますよ。うらやましいす。

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