【断酒者の場合】忙しくしたら負けだと思っている( -`д-´)キリッ

酒やめて、1564日。

「忙しい=価値」なのか!?

「忙しいアピール」という事象(?)があります。SNSによる「空港なう」などが典型ですよね。「(空港)ラウンジカレー」なんて細目もあります。新幹線の駅にある案内、すなわち「のぞみ60号 東京」といったLED表示をアップして「ただ今移動中」としているのもその一分野です。忙しアピなのに、「暇やな」と思ってしまいます。

まあそこまで念が入ってなくても、「もうバタバタだよー」とか「忙しくてさあー」みたいなのが口癖で、わざわざメールや電話で知らせてくる人さえいます。それも承認要求の一環らしいのですが、とにかくそういう人は多い、とくに我々よりもちょっと上の世代に多い印象があります。

私はバブルを経験しているので、「忙しい=価値」というよりも、やっぱり「忙しくない=高収入」が理想ですねー。高単価の仕事を丁寧にやって、後は遊ぶというスタイルです。憧れます。もちろん今だと(私の場合、昔も)望むべくもありません。今は単価は安く仕事量も少ない、といった感じなので、当然のことながら低収入になります(私の場合)。

でももう、それでいいなとは思っております。少なくとも断酒者にはいいです。

もちろん、稼がなきゃいけない事情がある人は多いでしょう。ただ誤解を恐れずに言えば、「稼ぐ」のベースには、なんというか「人並みでいたい」とか「同調圧力に負けて」みたいなことがあると思うのです。少なくとも私の場合はそうでした(参考「酒による「ねばならない脳」に同調圧力が加わると、かなり強力な人生破壊兵器になるという件」)。そして断酒してからは、そういうものに無縁でいられます。

繰り返しますが、お子さんにお金がかかったり(でもこれも、たとえば「私立中学に入れたい」などは同調圧力によります)、住宅ローンがあったり(家を持つなんて同調圧力に屈した典型例だと思いますが)、絶対値として稼がなきゃならない人もいます。だから事情は人それぞれなのですが、私の場合、子育ても終わってますのでそれがないことももちろん大きい。ただそれ以上に、「稼がなきゃいけない=忙しくなる」のが、なんというか怖いのです。

というのはですね。忙しく仕事をする、がんばって稼ぐのはエネルギーを使うわけですよ。もちろん長時間の緊張を強いられます。そうするとその緊張をほぐすために酒が欲しくなります。緊張の総和が、それと同じ量の弛緩を必要とし、そのために酒が飲みたくなるパターンですね。酒を誘発する四要素HALTのT(=Tired)が酒を呼ぶという状況に陥ってしまいます。

なので、なるべく忙しくしないということを、今は信条(?)として生きています。それができるのも、酒やめて生活がミニマムになってるからですねー。これはマジ実感します。

君子、「忙しい」に近づかず???

それでは、忙しくしないためにはどうするかというと、なるべくブラックの匂いがするような仕事には近づかない、自分にできる仕事だけやって、それをちょっとでも時間が空いた時に進める。私の場合はフリーランスなので参考にならない部分も多いかと思いますが。ともあれ、酒を飲まないと、そういうことが心理状態や脳の状態からしても可能になります。

とにかく納期前の「追い込み」「追い込まれ」みたいな事態をつくってしまうと、それで自分のマイペースで快適な生活が乱れてしまうのが怖いのと、もう一つは先に書いたように、それを終えたときに酒を飲みたくなるのが怖い。その二つの理由から、忙しくしてはいけないということを戒めにしています。君子、多忙に近寄らず。て、そんないいもんじゃないですけど。

もちろん仕事があるのはいいことですし、ありがたいことには間違いありません。ただ、私のようなアル中→断酒者の場合、快適な生活というのが至上の価値になっていますので、これを阻害する要因になるものを本能的に避けて生きているという感じですね。自分語りですみませんが。

ともあれ「忙しい」には価値を認められず、むしろ離れていたい。そうすると、生活できない問題が発生しそうだけど、酒飲まなければその問題もわりに大丈夫だったりするということを言いたいのでありました。

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