酒やめて、2632日
長谷川さんの生き方はパラレルなのだった!
4月10日のABEMAでのMLB中継の解説は長谷川滋利さんでした。ABEMA初登場だそうです。
長谷川さんといえば、エンゼルスやマリナーズで活躍した投手で、セットアッパーという役柄、投手でありながら試合に登場するケースも多く、よく中継で目にしていました。日本人メジャーリーガーとしては4番目で、もともと強烈なメジャーリーグ指向だったそうです。なので日本のプロ野球(オリックス)時代から英語を勉強していたとか。「決めて」いたわけですよね。この辺は、イタリアに行くと決めてイタリア語を勉強していた、サッカーの中田英寿さんと通じるものもあるようにも感じます。人生というものを戦略的に考えていた、と。
長谷川さんはメジャー引退後、アメリカを本拠にオリックスの対外スカウトぽいこと(シニアアドバイザー)や未来のメジャーリーガー育成のための野球チームを主宰していたそうですが、同時にご自身は現在、PGAのプロゴルファーを目指してるそうです。
で、タイトルになるのですが、そのようにやることが多すぎて酒をやめたとABEMA実況でおっしゃってました。
人生にブーストかけるのに酒は邪魔なのだ!
なるほどねー、と思ってしまいますよ。長谷川さんはいろんなことにチャレンジしているわけですよね。私のような者が「評する」のもナンですが、パラレルキャリアを形成しようとしていると言っていいかもしれません。だから時間が必要であり、こういう局面においては酒は明らかに邪魔です。酒さんの時間奪取能力は半端ないですからねー。
私の友人で飲酒者ですが、仕事が立て込んでくるとぱったり酒をやめて仕事に集中する人もいます。昼に仕事をして夜に飲むパターンだったのが、忙しいとなると、その夜に酒を飲む時間を仕事の時間に転換するのです。作家の落合信彦さんも執筆するときはそのようにしていると、確か月刊PLAYBOY日本版(懐)のインタビュー記事で読んだことがあります。
その一方で……というのも変ですが、同じ飲酒者でも、午後の2時とかに事務所に出て普通に7時とかには飲み始めている人も知っています。まさに「いつ仕事しているの?」状態です。余計なお世話ながら。で、遅くまで飲むので翌日の仕事開始時間が遅くなるというパターンです。まさに酒さんは一日を縮めるというか、使える時間を極端に短くします。
それとは真逆に、酒をやめると一日が二倍に使える。「一日」にブーストがかけられます。そして長谷川さんの場合は、人生にブーストをかけていると言ってもいいかもしれません。返す返すも私のような者が申すのもナンですが。
ただし、このような人生にブーストをかけるということは、パラレルキャリアや副業の必要性がさかんに取りざたされる――というよりも、それが必要な社会状況になっている今、多くの人に必要とされていて、だから酒は要らんのだという結論にあいなりますよね。
そしてそうした人生へのブーストは、若い時こそ効果が大きいというわけです。当然ながら。
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