「断酒」は、まさにGetting BetterでありLOVE & PEACEでありWAR IS OVERである件。

酒やめて、2138日。

ジョンが死んだのを知った日は「悲しいほどお天気」だった

先日12月8日はジョン・レノンの命日だったそうで、まったく忘れていましたが、私がTwitter上で勝手に断酒仲間認定させていただいている「maxcoffee」さんのツイート(下)で気づいた次第であります。

団塊の世代は、ケネディ暗殺の日に自分が何をしていたかはっきりと覚えているといいますが、我々世代もジョンが亡くなった日のことをはっきり覚えている人は多いと思います。私もそうです。いや、正確に言えば、亡くなったことを知った日のこと、ですね。ジョンが暗殺されたのは12月8日深夜であり、日本は12月9日になっており……なんてことを言いだすときりがないのですが、とにかく、渋谷駅の井の頭線から銀座線に続く連絡通路の駅売りのスポーツ新聞の見出しで知ったのでした。その日、何をしたのかは全然覚えてないのですが、雲一つない綺麗な青空だったことは鮮明に記憶しています。まさにBecause the sky is blue, It’s makes me cry……でしたねー。て、40年以上前の感傷(?)などはどうでもいいのですが。

さて、ジョン レノンが死ぬ、その13年前にビートルズ史上最高傑作とされるサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドというアルバムが発表されています。その中のGetting Betterという曲は、私にとっては非常に意義深いものです。

なぜなら断酒してからというもの、この曲がいつも頭の中で鳴り響くというか、その歌詞

It’s getting better all the time

を実感しているからです。

なぜgetting betterかというと

これはポールの曲とされていますが、歌詞にはジョンがかなり関与しているらしいです。この辺のビートルズ研究(?)については細かいことを言う人もいますし、実際、私の友人(参考「刹那的に生きたい人と、長生きしたい人たちと」)にもハンター・デービスの『ビートルズ』を中学生のときから暇があれば読んでいる(まさに座右の書ですな)という人間がいて、だから以下のようなことを書くのは勇気が要ることではありますが、まあ音楽ブログではなく断酒ブログなのでいいだろうと勝手に判断して書いてみます。

でもって、ジョン当人がいつからgetting betterかというと、since you’ve been mineなのですね。Getting Betterという曲の歌詞によれば。今、こういう歌詞を書いたらフェミコレ(?)に引っかかるのかもしれませんが、ともあれこれを断酒者に置き換えると「酒をやめてからどんどんよくなっていく」です。

そしてなんと、この曲がジョンにとってはLOVE & PEACEを訴えるための原点とのことなのですね。ジョンのLOVE & PEACEは、単なるイデオロギーや反戦運動だけでなく心の問題だったわけです。

心の状態が「君が僕のものになってから」LOVE & PEACEになったということで、これは断酒者にもめちゃ当てはまりますよ。冒頭のツイートのTシャツにあるWAR IS OVERもそうです。

断酒とは、LOVE & PEACEやWAR IS OVERといった言葉で表現されるような心持ちを手に入れることであり、結果として人生が日々Getting Betterすること。断酒者ご都合理屈かもしれませんが、まったくの実感でもあります。

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