酒やめて、1982日。
「格差」はメディアにとってはキラーコンテンツのようですが
ここのところの円安で、またぞろ格差拡大とメディアは騒ぎ、選挙カーも格差ゼセーと騒がしかったけれども(安倍元首相のことで本日は自粛のようだ)、格差格差ゆーときゃうけるやろ~が透けて見えて鼻白んでしまいます。連中のなかでは「格差」はもう完全にキラーコンテンツになってるのですね。
ところでこの格差について、その局面としてよく取り沙汰されるのは正規と非正規です。私などはフリーランスでその意味では格差の底辺にいる人間であり、そういう者がヒョーロンするのもなんですが、日本は新卒大量採用前提社会だったので新卒時の景気とその後の人生の相関関係が極めて大きく、それが格差の一因になっていたのは事実でしょう。また親ガチャなどと言われますけれども、親の格差が受け継がれやすいのも確かだと思います。
でも、ですね、また違う考え方もあるし実態もあると思うんですよ。
以下書くことは、断酒者ご都合と捉える向きもあるかと思いますが、でも一面の真実はあると確信しております(おおげさ)。
考えてる人は考えてるのだった!
私は仕事上、大学生(就活生)や、あるいは就職したばかりの人と話す機会がわりと多いのですけれども、今の大学生というか若い人は、考えている人は本当に考えてますよ。そして投資にしても副業(の仕込み)にしても始めています。安定しているように見える大企業に就職が決まった人でもそうです。一生そこでは働かないということを前提に人生を組み立てようとしているのですね。ある程度若いうちに資産形成し、それをさらに増やしていくというスタイルが求められていて、それを皆さん目指してるところです。そのためには、昨日も書きましたが「タネ銭」というところのものが必要です。
ただ、そうはいっても、新卒ばかりの給料じゃそんなことできないよ、という向きもあるでしょう。過去の私もまったくできませんでした。
テレビなどが提示するリア充同調圧力に従ってあれもこれもとなれば、そりゃお金なんていくらあっても足りないけれども、人生のプリンシプルをはっきりさせれば――この場合なるべく早いうちに経済的に自由になるということですが、そのためにどうすればいいかを考えますし、「タネ銭」づくりにいそしむこともできる。そうやっている若い人も一部ですが確かにいる。社会保障を社会や企業にディベンドするのではなく、社会保障ならぬ自分保障していこうということが一部の若い人に浸透しているのです。
で、それをできなくするのが、ぱーっと酒でも飲もうかーというライフスタイルですよね。ご都合かもしれませんが。ライフスタイルについては、あるいは恋愛や結婚ということもからんでくるのでしょうが、その辺まで話を大きくすると私の筆力じゃ収拾がつかなくなったやめときますけれども、とにかくライフスタイル的に「考え実践している人」「考えず酒でも飲もうかーの人」では将来的に格差が広がっていく。格差は必ずしも、社会的な立場や収入だけで決まるものじゃない、ということを言いたいのでありました。
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