世の中を動かしている「からくり」を知りたい。そのためには……、という話。

酒やめて、2941日

なぜ所得税が減って住民税が増えるのか

1個前のエントリーで「「書類上の弱者」を目指さないと、リアル弱者はますます弱体化してしまうがな(悲)、という話」を書かせていただきました。その中で、外国人の日本の福祉過剰活用について触れましたが、図らずも「玉木雄一郎氏、外国人への高額療養費制度適用見直しを主張「90日滞在で数千万円相当受けられる」」といったことが指摘されています。さすがタマキンというべきか。

いやー、それにしても数千万円とかびっくりですね。高額療養費制度(の恩恵)は私も経験があって、手術入院で本来なら320万ほど(役所から来た葉書でわかった)のところ25万円程度で済みました。入院が足掛け2ヶ月にわたり、また食事などは適用外なのでこの金額だったのですが、1ヶ月間に集中的に入院すれば(そういう日程調整が可能なら)半額とまではいかないまでももっと安くなります(高額療養費は月単位で計算されるので)。

ちなみに高額療養費は収入によって区分が設けられており、私のような低収入だと上記のようにかなり安く済みますけれども(それでも痛いが)、そもそも90日間滞在の来日外国人の収入(高額療養費の区分は前年度収入で決まる)をどのようにして把握するのでしょうか。からくりを知りたいところです。

そう、からくりなんですよ。今、ちょうど青色申告やっているんですが、私の場合、去年ちょっとしたミスをしてしまい申告し直したら所得税は減ったのに住民税と国民健康保険が上がるという現象が起き、これにも何か「からくり」があるはずです。青色申告会の税理士さんに訊いたのですが、よくわからないということだったので、この辺も今回の申告を通じてぜひ知りたいというか理解したいところであります。

酒さんは「からくり」を知る勉強の邪魔をする

そういえば、このブログでも度々取り上げさせていただいておりますが、ドラゴン桜の桜先生の有名なセリフもありますよね。

携帯電話、給与システム、年金、税金、保険、みんな頭のいいやつがわざとわかりにくくして、ロクに調べもしないやつから多く取ろうという仕組みにしている。つまり、お前らみたいに頭を使わずに面倒くさがっていると、一生、だまされて高い金、払わされるんだ。

明治の時代に中央集権的官僚システムができ、そのときにつくった「からくり」が、当時はたぶん最善だったところ今では不合理になり、その不合理さが上手く利用されているといったところじゃないかと俺は睨んでいるのよお、であります。

その辺を一気に解決するのがマイナンバーカードによる国民全員の資産その他諸々のデジタル管理なのでしょうけど、それはともかくとして――。しつこいようですが、その「からくり」を理解したいと考えているのであります。

ただそうしたことって、酒に絡めて言えば、飲酒習慣があるとなかなかできない。そのようないわば人生の余技(しかし非常に重要)に費やす時間も奪われますし、そんなコマケーことはどうでもいいんだよ、自分の仕事に邁進するのみ、といった指向にもなりがちです。今、高校で「お金の勉強」が導入されようとしていますが、そんな暇があったら公式の一つ単語の一つでも覚えろやー、みたいな「昭和な先生」的なものの考え方になりがちなのです。

ともあれ今は、いろんな情報から自分で判断し、自分の行動を決めなければならない社会情勢でもあります。はからずも令和ロマンの高平くるまさんのオンラインカジノ問題が取りざたされていますが、オンラインカジノってそもそも何ぞや、と思って調べたら、オンラインカジノの始め方に関する情報が山ほど出てきてしかも表記がカジュアルで、こんなん見たらオンラインカジノってNISAみたいなもんか、と思ってしまいますよ。このこと一つにとっても、情報を自分で咀嚼して判断しなければいけないことの重要性を痛感しますし、そういう時代なんだなあ、と思ってしまいます。

ネットの情報は玉石混交だから、とはよく言われるところで、その通りなのですが、ただネットじゃない情報の発信主であるオールドメディアは意図的に世論誘導しますから、もっとタチが悪い。今まではそれにすっかり騙されてきたけど、もう騙されへんでえ、といったところですわ。

だからやっぱり勉強ですよね。そしてその邪魔になるのは、酒さんだという結論に落ち着くところであります。

カテゴリ別インデックスページはこちらです。

にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする