酒やめて、2838日
トランプさん当選で新NISA勢涙目!?
米大統領選にトランプ氏が勝って新NISA勢涙目~みたいな論調が目立つようになりました。そのココロはといえば、トランプさんの自国ファースト主義→円高に振れる→ドルの価値が落ちるのでS&P500やオルカンなどで保有している米企業の株式の価値が下がってしまう、ということのようです。ただし円高だと新規購入に関しては有利になるわけで、この辺どうなんでしょうね、という感じです。素人考えですが。
しかし素人でも、誰が大統領になろうが、ことインデックスファンドに関しては問題ないんじゃないのかなあ、とは思います。よく言われることですが、市場の値動きには我関せず長期保有するのが鉄則ということがもはや常識化しているからです。
私にしても、実は新NISAを始めたのは今年からで、それまでは国内の個別銘柄を塩漬け保有しているだけでしたが、アベノミクスの恩恵もあって、30年間で4倍ほどになっています(といっても大した金額じゃないのが悲しい)。この成果(?)が投資として成功したと言えるかどうかはわかりませんけれども。しかし、失われた30年間の日本の株式市場でもそうなのだから、成長する世界においては、基本上がる、長く持っていれば損はしない、と考えていいのではないでしょうか。
そして、これって画期的なことではないかと思うのですよ。長らく株式の鉄則は「安いときに買って高いときに売る」で邱永漢さんなどもそのように言っていました。が、そんなことは素人にできるはずもありません。でも今は「長く保有する」になっています。これなら素人にもできる。この辺に一大変革を感じます。
これはおそらく新興国が生産国としても消費国としても成熟し、世界の成長に寄与しているからと素人としては考えます。
酒代を投資に回わすとどうなるのか
そういったわけで「投資」というよりも「投資で成功する」の間口が広くなっているのですが、酒を飲んでいるとそのタネ銭調達が難しく、ここも問題だということを以前、書かせていただいております(参考「タネ銭がないとにっちもさっちも行かん世の中になってもーた。ますますもって飲んでる場合じゃありません」)。
日本では、酒だけはいまだにデフレです。高い税率が課せられるものの、皮肉なことにそれを克服する技術を持っていてあいも変わらず安い酒はきわめて安く提供されていますので、家で一本だけといった飲み方をしていれば、安あがりな「趣味」であることは事実です(参考「「酒を飲む」と「他者を貶める」は、奴隷の快楽」)。しかし入り口はそうでも、これは覚せい剤の売人が最初に安値で売り、依存症を高めるにつれ値を吊り上げる(ドラマなどでの知識。本当かどうかはしらん)手口と同じでしょう。
むろん私の場合、依存症だったので安く飲めたわけではないのですが、しかし少しでも安く大量の酒を飲もうとしていたので、その結果、1ヶ月にかかる酒代はだいたい以下の通りでした。
せんべろ……一回2,500円くらいで週4回=月40,000円
家飲み……上記とは別には一日発泡酒6本と焼酎パックが週1.5本程度+ホッピーなどの割材=月35,000円
で、合計75,000円程度。それではこれだけの金額を、断酒して投資に回わしたらどうなるのか。いや、これじゃ多過ぎかもしれないので(アル中として涙ぐましい節約はしているものの)、半額の37,500円としてみましょうか。
飲み方などは断酒したとしても参加するケースもあるので、ここでは別にしておきます。またいつも書いているように飲酒習慣があると生活全般が贅沢になりがちでここにもコストがかかるのですが、それも考えないことにします。
で、これを新NISAナンバーワンの楽天証券のシミュレーションに入れてみます。
条件としては、40歳で酒をやめて65歳の定年まで断酒を続け、運用利率は「しっかりリターンを確保したい」の5%とします。こうしたことは、Twitter断酒部の皆さんもなさっているので私がいまさらやってみるのもナンですけれども、一つのネタとして提供させていただきます。
すると、
2233万1614円
という数字が出てきます。老後2000万円必要問題が一気に解決であります!
むろん長く続ければ続けるほどその額は指数関数的に大きくなり、75歳まで続ければ
3120万9698円
です。この数字をどう考えるかということですよね。
ちなみに「指数関数的に増える」は金額を増額した場合も当然同じでありまして、じゃあ私の場合はどうなんだ、ということで、上記数字にもろもろプラスして、年数も含め正直なところを入力してみようと思いましたが、うーん怖くてできん。まさか「億」なんてことはないと思いますが……怖怖怖
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