人類の「妖精化」が進んでいる!? ますますもって酒飲んでる場合じゃありません。

酒やめて、2814日

Z世代の発注主はクレームさえつけてくれないのです

ちょっと前のエントリで、ジジイになるとどうしても仕事で「ヌカリ」「ザル」が多くなるから、その分時間をかけてしなければならないのだということを、同世代の仕事仲間の言葉も含め主張(?)させていただきました。

その仕事仲間は、ちょっとでもそういうことがあると仕事の発注主が自然に離れていっちゃう、とも言っていました。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが「自然に」というのがポイントです。

これは私にもヒジョーによくわかるところではあります。

発注主が我々より年上か同世代だった時代なら「離れる」前にクレームだの注意だのがあったわけですよ。しかし今や仕事を発注してくれるのは、お父さんの年齢が私と同じくらいの世代だったりしますし、そこにはZ世代も含まれます。

そうした世代は、別にクレームを入れることもなく黙って離れていきます。昔よく言われていた、妖精さんのように去っていくというパターンですね。

思えば自分にしたところで、あまり付き合いたくない人とは黙って離れるのがデフォになっています。私のようなジジイでもそうですから、もはやこれが生き方として常識なのでしょう。

人間対人間ということで全人格で付き合っている場合は、あるいはそれは当然のことなのかもしれませんが(男女関係において「自然消滅」という言葉もあるように!)、仕事の場合は「機能」の利用ですから、クレームというかたちで改善される余地もあるのにも関わらず、それさえもないというのは、やはり人類全体の「妖精化」が進行しているのでしょう。

これは対象がジジイである場合、とくに顕著です。若い発注主からすれば、なにかクレームを入れてそこでなんらかの「やり取り」が生まれるのがウザい、ということでしょう。ジジイの言い訳、あるいは謝罪など聞きたくない( -`д-´)キリッですわ。

ジジイ属性はお呼びじゃない!?

さて、これまでよく「コミュ力が重要」などと言われていました。このコミュ力にはリーダーシップや論理構築力、教養などが含まれるのでその点では重要なことに間違いはないのでしょうが、単なる人付き合いの良さみたいな「コミュ力」って、今ではあまり重要ではなくなっているのかもしれません。

このことを若い発注者の側から言えば、あの業者は「ヌカリ」があったからコミュ力で改善していこうみたいにはならないのですよ。別の選択肢があればそっちを取るということです。

ジジイになると、こうしたことがめちゃ見えてくるのですね。悲しいことに。

さらに言えば「選択される側」としては、今度は、広い意味でのコミュ力が要求される。仕事の質はもちろんですが態度や見た目でもって淘汰されるからです。

実際、私の同業者でも、発注主から「もう顔を見せないでくれ」と、人を介してやんわりと通告された、というケースもあります。

それはやっぱり態度が悪かったり、見た目が薄汚かったり(失礼!)するからですね。

世の中、ジジイはお呼びじゃない。これは以前からで、ただ年金リッチ世代ならあまり問題にならなかった。働く必要がなかった=世の中にあまり出てこなかったので。しかし毎度毎度で申し訳ありませんが、今は「死ぬまで働け」の時代なので、ジジイからすれば、ジジイはお呼びじゃない世の中と付き合っていかなければならない。

したがってジジイにまつわるもろもろ特性――仕事の「ヌカリ」「ザル」だったり、態度の横柄さだったり、見た目の薄汚さだったりを、なるべく排除していく必要がある。そうでないと、妖精さんたる世の中の多くの人は黙って離れていく。

で、考えるに……というか、さして考えなくてもわかるけれども、このようなジジイ属性と飲酒習慣はヒジョーに親和性が高いわけですよ。

むろん親和性が高いだけで、飲みながらでもジジイ属性から脱している人はたくさんいるでしょう。が、一般論としては、とくに仕事の「ヌカリ」「ザル」のことを考えると、飲まずにしかずというが結論になるのではないかと。

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