断酒には「光陰矢のごとし」をストップさせる力がある!

酒やめて、1087日。

酒飲んで過ごした人生はワープ状態!

齢を取ると時間の経つのが速いと言われます。これについては有名なジャネーの法則(Wikipedia)がありますし、脳科学的にも、加齢による脳の劣化は時間認識軸を狂わせるという、ちょっとおそろしい説もあるようです。また単純に脳や身体が衰えるため一日にできることが少なくなり、それが一日一日の時間を薄め、短く感じさせるのかあと思ったりもします。

そしてですね、これに輪をかけるのが、ご存じ、酒なんですね。もう私なんか過飲酒→アル中状態になってからこっち、大げさでなく一瞬だったような気がします。「光陰矢のごとし」を超えてもうワープですよ、ワープ。しかも覚えている時間は、たいてい酒でなんだかモヤがかかっているみたいな感じです。

断酒した今、この時間の喪失感は半端ないです。だから今は、その時間を取り戻さなくてはいけないのです。そして取り戻している実感は確かにあります。

「酒飲まないから時間が余る」を若いうちからやっていれば……

酒飲まないと時間が余る時間ができるどうしてこんなに時間があるのだろうという実感は多くの断酒者が抱いていますし、このブログでも書き連ねさせていただいているところです。

これには二つの意味があると思います。一つは身体機能が回復して、純粋に能力的にいろんなことができる。一日のうちにできる「項目」が多くなるということですね。また酒を飲まないので、その時間も使えます。さらに時間が長くなり、そして濃くなるわけです。ということは、人生を長く感じられる。

断酒は、時間的にあるいは思い出的に、さらには実績的にも、人生を取り戻すことにほかならないんですね。いやーしかし酒を飲んでなければ、俺の人生どれだけ充実してたかなと思いますよ。今の断酒状態を20代から続けていたら……て。マジで。

このことをわが子にも伝えたいけど、まあ聞く耳持たんだろうなあ。ただこのブログに注目した若い方、本当にラッキーですよと心を込めて恩を着せておきます(笑)。

あと余談かつ今さらですが、テレビももちろん時間を奪います。私の場合、仕事場にはあって自宅にはないという逆転現象なのですが、やっぱり視だすと、1時間くらい平気で経ってしまうのでこわいです。酒やめてから、この1時間があれば何ができただろう、と考えるようになりました。

テレビを視ないのは世の趨勢であり、そうした人も多いと思いますが、あって点けていると、はっと気づくと視てしまっている、というのがテレビのこわいところです。はっと気づくと、缶ビールをプシュ!してしまっているのと、なんだか似ています。このあたり、心の隙を突いて忍び込んでくるのは、テレビと酒は同じですね。

個人的には、イチローが引退し、さらに太川さんと蛭子さんのバス旅番組が終わってくれてよかったと(笑)。

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