酒やめて、3057日
ナマケモノ的生活はコスパ最強!?
「ナマケモノはなぜ絶滅しないのか」といった命題(?)があり、これについて考察するYouTube番組もわりに多数アップされています(たとえば「【コスパ最強説】小学生でもわかる・ナマケモノはなぜ絶滅しないのか?【科学・ざっくり解説】」)。つまり、ナマケモノと呼ばれるくらい動きが鈍く捕食されやすいであろう生物が現在まで生きながらえ繁栄(?)していることが多くの人々の興味を喚起するわけですよね。
結論から言えば、①ナマケモノはエネルギー消費を極限まで抑えた身体の仕組みにより、少ない食料でも生き延びることができ、さらに樹上生活に適応し、特定の森林環境に上手く溶け込み競争相手が少ない場所で暮らせるから、また②動きが遅いことでむしろ肉食動物に見つかりにくく、天敵から逃げるのではなく「気づかれない」ことに特化しているから、とのことです。
①については人間でいえば低収入低支出ということで、究極のミニマムライフを実践していると言えるのかもしれません。
でもって、ですね、人間もまたこういう生き方もありだなあと思うわけですよ。その背景には、当然ながら増税・社会保障費負担増があり、がむしゃらに働いて豊かな生活を目指す、すなわち高収入高支出生活を指向すると取られるだけとられてしまうということがある。それは昔から言われていたことですが、昨今では、政権が財務省の言いなりになっていることもあり、取りやすいところから取るという態度が明らかで(そして高齢者や外国人には甘い)、以前はいわゆる高収入者が実感していたことが、普通に働いている人が感じるようになっています。
一方で、住民税非課税世帯に対する給付金もあり、また今回、選挙対策なのか、現金給付を行うとのことですが、住民税非課税世帯(言うまでもなく高資産年金受給者も数多く含まれる)にはさらにオンすることも検討中らしく(6月15日時点)、この辺もなんだかおかしいんじゃねムードが世の中に充満しています。
そうしたことは私も大いに実感するところで、ただしそれは「取られる」実感ではなく「トクする」実感であります。申し訳ありませんが(汗)。
つまり私も立派な(?)低収入者であり、またそのことを最大限に生かすために節税工夫もしていった結果、住民税非課税とまでは届かないけれども、今年の住民税なんて、去年までに比べびっくりするほど少なかったですもんね。まさにナマケモノが生活エネルギーコストを最小限に抑えているがごとく、です。自慢することじゃないですが。
なので、今の時代のナマケモノ的生活、すなわち増税、社会保障費負担増の中での低収入、低支出生活は極めて理に適っていると考えます。
「コスパ最強」の前提となるのは欲望シュリンクだ!
それじゃあ将来不安だという向きもあるかもしれませんが、たとえばiDeCoなどは「控除される貯金」なので、(低収入ではなく)低所得になるため(税や社会保障費負担を少なくするため)の魔法の杖と言ってもいいと思います。これは一例ですが、そのように方策はあるということです。
それをできなくしてしまうのが、断酒ブログ的には酒さんということになるのですが、いや、ホント、実証論(?)で言えば、酒をやめれば欲望全般がシュリックしていきますので(なにしろ最大の欲望をカットしたのだから!)自然に低支出になり、そうすると、低収入でも大丈夫になる。
私は定収入皆無のフリーランスで「ナマケモノ」的生存戦略が採りやすく、むろん採りにくい人もいるでしょうが、ただし世の中が「ナマケモノ得」になっていることは事実でしょう。
でもって、先のナマケモノの生存戦略②ですが、低収入低支出生活をしていれば、なにしろがむしゃらに働かなくていいのですから、天敵的な人間とも関わらなくていい、あるいは関わる機会が少なくて済むということで、このあたりにも「ナマケモノ」的生存戦略を実践する人間と、ナマケモノには類似点があるかと。その大前提が、というか、それをしやすくするのが、しつこいようですが酒やめることではないか。ナマケモノも酒飲みませんし。
原則として火曜日と金曜日の19時に更新しています。
カテゴリ別インデックスページはこちらです。