酒やめて、2901日
ビジホに泊まるのに15時間労働!?
ひろゆきさんのYouTubeチャンネルを時々見てるのですが、お酒を飲みながらコメントしているようですね。あるいは、お酒を飲みながらだらっと話すことに特化したチャンネルもあります。この辺はプロモーションとも関係しているのかもしれません。
ひろゆきさんの場合、経済自由人というか、要はもう一生安泰な人ですよね。たぶん。なので、別にお酒を飲みながらチャンネルをやっても何の問題もないのでしょう。まさに「酒は貴族の飲み物」を地で行っているように見えます。
ただしひろゆきさんは、生活をミニマムにして蓄財することの重要性、あるいは貧乏に陥ることの危険性についても自身のYouTubeで盛んに主張しています。
ほんとにそう思いますよ。というのは、これまでだったら、別にお金に窮していようが、仕事さえあればなんとでもなるという側面があった。けれども今は、たとえ仕事をしていても、賃金が円で支払われる限り、インバウンドの影響もあって物価が世界基準になろうとしている現状を考えると、極めて弱い基盤の上に立っていることになると言えるでしょう。たとえば今、東京のビジホに泊まろうと思えば15000円程度しますので、最低時給だったら15時間分。日本人が日本の首都の(シティホテルではなく)ビジネスホテルに泊まるのに15時間働かなきゃならないんですよ。フリーランスの仕事は時給換算すれば最低時給を下回ることがおうおうにしてあるのでなおさらです。まさに、キリスト様でもそんな残酷なことはおっしゃらなかった@丸谷才一先生であります。
酒飲んでいる=アイデンティティになる怖さ
ということは、とにかく蓄財して投資して「世界の繁栄に乗る」ことが重要になるとはいつも書かしていただいていますが、ひろゆきさんのような経済自由人でなければ、まったくもって酒飲んでいる場合じゃありませんよ。
ところが、ですね、私の周りをつらつらと見るに、どう考えても貧乏だろうと思う人ほど、俺は楽しく飲んでいるアピールをします。いや、もちろん、飲んでいるだけなら私がどうこう申し上げるスジではないのですが、この「アピール」というのがポイントです。私のように、元アル中で酒をやめた人間は、そのアピールの恰好の(?)の対象になります。だから迷惑です。
アピール主(?)からすれば、承認要求もあるのでしょうし、マウントを取りたいということもあるのでしょう。
この辺は本当に構造的なもので、お金がないと酒を飲むしか楽しみがなくなり、それが自分のアイデンティティになるため、そのことを人にアピールせざるを得ない。また同時に、酒をやめている人間を見下したくて仕方ないという心理が働くのではないかと思います。余計なお世話ながら。余計なお世話だけど、被害を被っているので、言わせていただきました。
冒頭に話を戻せば、酒を飲みながら自分のペースで仕事ができるのは、ひろゆきさんのようにな「貴族」だけになってしまったけれども、これとまったく真逆の方向に行っている人もいて、やっぱり人間は酒を媒介として分化してるよなあとしみじみ思ったりする次第でありますよ。
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