「飲酒者」対「素面者」なら、もう圧倒的に「素面」のほうが強いという教訓。

酒やめて、1086日。

酔って約束をするな、とはよく言われるところです。酔うと気が大きくなり、ついついできもしないことを約束してしまうということですよね。そして結果的に実行されないと信頼を失ってしまう。

酔ってした約束は致命傷になる!

ただしこれが家族の間で、今度の日曜日にディズニーランドに行こう、みたいな約束だったら、まだましです。家族なら挽回のチャンスもありますから。

ところが仕事上の約束となると、致命傷になるケースが多いです。酔っていたら絶対に仕事の話をしないのが鉄則ですが、アル中者というか常飲酒者には、それはなかなか難しいものがあります。

いや、実は私も「致命的」な経験があります。飲み会ではなく電話だったのですが、飲んでいるときに電話がかかってきて、値引き交渉を安請け合いしてしまったのです。

「してしまった」というのは語弊があり、正確には「してしまったよう」なのです。なぜならそういうことを、私はまったく覚えてなかったからです。

で、後で、酔ってないときにそのことを持ち出されると、まったくの青天の霹靂なわけですよ。びっくりしていると、値引き交渉を持ちかけた相手は、「でもあのときそう言ってたじゃないですか。機嫌よさげに大丈夫ですわかりましたって」と言い募ってくるわけです。

この手のことで嘘をつくような相手じゃないので、本当にそういうことがあったのでしょう。そして結局は応じざるをえず、やはりこれはとても痛手でした。

酔ってる相手にトリックをしかけることもできる!?

ということはですよ、これを断酒者として逆に利用できるのではないでしょうか。つまりアル中とまでいかなくても酒を常飲している人に対して、ちょっと無理スジな交渉をするわけです。

極端な話、後から架空の約束をでっちあげ、「あのとき言ったじゃないですか、覚えていないんですか、そういえば酔っ払ってましたしね」とたたみかけることもできるちゃあできる。

だんだん私の性格の陰険さが顕わになるようで恥ずかしくもあるのですが、構わず書かせていただきます(笑)。

私も元アル中としてわかるのですが、アル中は「あの時言ってたじゃないですか」とか「お酒飲んでて覚えてないんですか」と言われるのが非常に辛いというか痛いというか恥ずかしいんですね。そこを突く作戦です(笑)。そうすればまあ、こちらに有利な約束を相手に押し付けることができるのではないか、と。

以上、私が自分の経験から頭の中で妄想した作戦ではありますが、実際に使うか使わないかは別にして、ここから導き出される法則があります。飲酒者対素面では、もう圧倒的に素面が強いということです。その意味では、断酒者は常に素面な上に上記のような経験をしているのですから、人類最強と言ってもいいでしょう。断酒はやっぱりおトクなのです(笑)。

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