酒やめて、2298日
「暇だから飲む」vs「忙しいから飲む」
断酒erが再飲酒する要因としてHALTがあるのはよく知られています。このうちの「L」すなわちLonelyですが、それはもう一つの「L」すなわちⅬeisureがあると感じる……、Ⅼeisureだと人との関わりが希薄になりますので、よりLonelyになるという側面はあるでしょう。
暇だしやることないし(≒人と会うこともないし)酒でも飲むか。ですよね。私の場合も、まったくそうでした。
この「暇だから酒を飲む」に着目した場合(大げさ)、当然ながら飲酒は一番簡単にドーパミンを出してくれる行為なので、一時的にせよ、まあ楽しくなります。この手軽さこそ飲酒の醍醐味(?)であり、逆にいえば酒さんの戦略です。暇だから酒に手を伸ばせば、あっさり酒の罠に捕らわれてしまう。繰り返しますが、私もまったくそうでした。
では逆に「忙しいから酒を飲む」はどうか。私とて人生のなかではめちゃ忙しいタームもあったので、そういう時は当然のように、よー働いた酒でも飲むか、でした。そしてこれも酒さんの罠で、忙しすぎて脳の活力がなまり、気合を入れるために酒を飲むようになっていたのです(私の場合)。これは、戦後の労働者におけるヒロポンと同じであると思われます。
とまあ、ここまでは「常識」の範疇かもしれませんが、ここでテーマ(大げさ)にしたいのは、「暇だから飲む」と「忙しいから飲む」では、どちらがより酒さんと相性が良いか、つまりどちらがより詰んでいるか、ということです。我ながら暇なことながら考えてみたいと思います。
やっぱり筋トレは偉大だった!
これはですね、私的に言えば「多忙」方がよりやばいです。多忙だと、少ない自分の時間は、もはやテレビ視ながら酒飲むだけみたいになり、その他の時間は当然、時間の切り売りによる労働です。
そうすると副業もできないし勉強もできないし、要するに将来に対する仕込みがまったくできない。こいつは今の時代、非常にやばい。
いや、やろうと思えば少ない時間でもできるのかもしれないけれども、本業多忙でそのような仕込み的な行為をするというのはものすごーく辛いことなので、ついつい酒でも飲むかの日々になってしまいます。本業で疲れていると、気力が湧いてこない点が問題ですし、酒は残った気力を根こそぎ奪います。しかも多忙だと収入はそれなりにあるので、いや別に将来のための仕込みなんかしなくていいんじゃんになりがちです。んでもって、「テレビ視ながら酒飲むだけ」で頭があぽーんになっちゃいます。
その点、「暇だから酒を飲む」はわりに救われやすいのではないかと思います。救われやすいというのは、酒をやめやすいということです。断酒ブログ的には。
というのは、暇だと代替行為がしやすいからです。酒の代替行為として一番手軽なのは筋トレですけれども、やっぱりやってみるとめっちゃ心が整うし、ドーパミンもそれなりに出てくれる。「筋トレこそ最強のソリューション」を改めて感じます。
だから、暇だったら筋トレすればいいじゃないお金もかからないし、という結論になりますよね。
これがサーフィンとかだとやっぱり一日休みがないとなかなか大変なのですが、筋トレの場合簡単にできる。だから代替にめっちゃなりやすい。
そして、暇だとそれなりにエネルギーはあるので、酒が飲めないんだったら筋トレでもしようかくらいのことにはなりやすいのです。
というわけで、「暇だから酒を飲む」というのはわりと救われやすく、筋トレは偉大だわーということにあいなります。暇にあかせて考えた結論としては。
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