アフターコロナにおいて「酒飲むってなんか品がないよねヒソヒソ」になるのかならないのか。

酒やめて、1664日。

ワクチン接種状況で「やればできる子」が明白になった!?

一昨日、第一回のワクチン接種を受けてきました。やれやれ、です。三週間後に二回めを受けそれから一週間ほど経てば無罪放免………なのでしょうか。行動の自由が多少は得られそうではあります。移動自粛などの状況がその時点でどうなっているのか分かりませんが。

ただ個人的にはワクチンに関する限り、日本は上手くやったと思いますよ。当初は「ワクチン周回遅れ」などと指摘されていましたが、まず開発については軍事研究ができないので当然といえば当然だと以前にも(断酒ブログの分際で)書かせていただいています。一方、ワクチン手配については、欧米に比べ陽性率も重症化率も死亡率も断トツに低かった(当初も今も)ので、これまた当然と言えば当然でしょう。

その後、菅首相肝入りの「一日100万回接種」以来、急速なペースで進み、今や日本のワクチン接種完了率は33パーセントと世界の中でも上位だそうです。なおかつブースターショット分も1億2000万回分確保したとのこと。実際、定期検診に行った高齢のうちの父などは、三回目接種について、やるとしたらどうするかと医師に訊かれたといいますから。

やっぱり日本はやればできる子ですよ。

明治維新以来、あるいは江戸時代からなのかもしれませんが、営々と築いてきた社会システムと国民性がそれを可能にしたとも思います。その「やればできる子」社会を次世代に引き渡すのがジジババ世代の役割でしょう。私にできることといえば断酒を続けるくらいですが(苦笑)。ただ酒をやめて以来、エラソーですみませんが、社会貢献ということに思いを馳せるようになったのも事実です(参考「酒をやめると、社会貢献に思いをはせたり、いろいろヤル気が出てくるぞ!」)。飲酒時代はまさに「ナニソレタベラレルノ?」でしたからねー(苦笑)。

ともあれ、「ワクチン周回遅れガー」とか「一日100万回接種なんて絶対無理ゲー」とか大騒ぎしてコロナ禍の渦をぐるぐるかき回していたメディアの皆さん、息してますかー? てな感じですよね。なおかつ当初、やたらと韓国のK防疫とやらを褒め讃えていましたけれども、今や韓国はワクチン不足に苦しんでいて、お得意のワクチンスワップを連呼してますけれども、それについてはまったく触れていないようです。コロナ禍において、メディア(および名前を売りたい専門家)の論調は嘘ばかりが明らかになっていたところ、ここ最近の鬼ワクチン接種で決定的になったという構造に見えます。

「意識が変わる」から酒さんも逃れられない!

ただそうは言っても今回の事態については「正しい予想」などなにもないわけで、デルタ株やそれに続く新手の株が出てきたことによって、その不確実性がかなり増した気もします。少なくともある日バッと突然コロナが終わる……てな感じではなくなりそうです。

私なども鬼ワクチン接種で集団免疫を獲得して以前と同じような世の中になることを強く願っていましたけれども、どうもそれは無理かなという情勢ですよね。たとえ一応の終息を見たとしても、アフターコロナなどといいますけれども、以前とまったく同じに戻るのではなく、違う世の中が訪れるということになりそうではあります。ちょうどスペイン風邪が第一次世界大戦終わらせたように、あるいはペストの第二次パンデミックが中世の社会構造を変え、近世を招聘したように、ですね。

で、毎度毎度の断酒者ご都合というか牽強付会かも知れないのですが、飲酒文化というのも相当な変容を見せるでしょう。

感染拡大の大きな要因は酒を介した多人数での会食と言われ、それはおそらく事実でしょうし、また路上飲みに象徴される、いわゆる酒ディストピアの出現、さらにはストロングゼロという従前からの「超悪役」の存在もあり、ここに来て、飲酒の「ワルモノ」化が一気に進んだ感はあります。飲酒それ自体よりも、テレビ朝日不祥事に代表される、自粛自粛と口で言いながら自分たちは酒くらって大騒ぎすることの、いかにもな「ワルモノ」感ですよね。少なくとも「品がない」とは思います。

とまあ、このブログは断酒者、あるいは断酒を志す方に向けて、というよりなによりも自分に向けて発信しており、「俺は酒飲んでも大丈夫( ー`дー´)キリッ」という方は読んでないと思われるので、好きなことを書かせていただいている部分はあります。しかしそこのところを差し引いたとしても、飲酒文化というもの、飲酒にまつわるもろもろが「品がない」という認識が、少しずつ世の中に浸透していっているようにも思えます。

台湾や東南アジアで愛好されていた檳榔という嗜好品がありますが、経済成長するとともに、檳榔ってなんか品がないよねという認識が高まったそうです。まーだ檳榔噛んでいるの? って感じですよ。その一つの要因は、檳榔噛みはつばを吐きますが、それが道路に赤い染みをつくるからです。いかにも下品ですし公衆衛生上もよくありません。

飲酒というものも、今回、感染の一要因という公衆衛生上の観点がからまったことを理由に「品がないよね」になっていくのではないかと、断酒者的には期待しているところなんですが。

断酒者の妄想だよと言われればそれまでですが、とにかくアフターコロナ、あるいはウィズコロナにおいては、世の中を支配する「意識」は相当に変わるでしょう。その変化から酒も逃れられないということは厳然たる事実であると言い切りたいと思いますキリッ!

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