酒やめて、3130日
「体験」で大学合格できる!?
一つ前のエントリで「かつて、酒とともに終わっていた夏。そして、人生も酒とともに終わってしまう!?」といった話を書かせていただき、体験することの重要性について訴えて(?)ました。飲酒はそれを阻害するというわけです。そして繰り返しますが、恐ろしいのはその飲酒による体験レスが子どもにまで及んでしまうことです。
子育て、あるいは教育といったことを考えたとき、「体験」の価値はますます高まっていると認識されています。そして(飲酒行為以外で)なにかと忙しい親に代わって、子どもの体験を肩代わりしてくれる探求学舎のような新しいタイプの塾が、主に富裕層の間で人気を集めているそうです。それは、体験することがいわゆる非認知能力育成に役立ち、さらにはその非認知能力が認知能力つまり学力をも育ててくれることが明らかになってきたからですね。
また体験の重要性は大学入試などでも同じでしょう。今では、総合型選抜(旧AO入試)のプレゼンスが大きくなっていて(東北大などはいずれこのタイプの入試ですべての受験生を選考するとゆーとる)、これはまさに「体験」を問う、そしてそこで何を考えたか問う入試です。今までの学力入試だと「受験の前の平等」がありましたが、その大原則さえ崩れかけており、なので「体験格差」の是非がますます問われています。
「体験」の価値上昇のなかで価値低下するものは
そして、子どもの体験は、先の探究学舎のような例はあるけれども、基本的には親が手助けするのが本筋です。実際、私の知り合いなどでも、超難関中学に子どもを合格させたような親は、よくSNSで(ちょうどFacebookが流行り始めた頃だが)、JAXAなうなどとやっていました。まあことさらにアピールせんでもよかろーてなものではありますが。
で、そうしたことを阻害するのが、何度も繰り返してすまんが、親の飲酒行為でありますよ。また、先に挙げた「体験格差」には貧困がからんでいると「貧困大好き」なメディアは訴えますが、飲酒は貧困を引き起こす大きな要素でもあります。
なので、貧困だった星一徹さんも息子に本格的に野球を「体験」させるにあたって、これじゃいかんと酒をやめました。しかし、その体験が野球だけというモノラルなものになってしまったため、星飛雄馬の悲劇が起こるのですが。
と、それはともかく、この「体験」の重要さは子どもに限った話ではないですよね。ご存じの通り、今、体験の価値は、大人の世界においても非常に高まっている。たとえばYouTuberの西園寺さんは年間の3分の2を旅行するといいますが、それをコンテンツ化することによって収益を上げ、そして好きなことを仕事にしているわけです。まさに「体験立人生」であります。
昔であれば、もちろん体験は人生を支えてくれるものではあったのだけれど、ただ、それは自分の中だけで完結するものだった。けれどもしつこいようですが今は、コンテンツ化もでき収益化もできる。そういうインフラが整っている。そして、そこで必要となのは、やはり時間と経済力とエネルギーであって、この三つを徹底的にスポイルするのが酒さんというわけです。「体験」の価値が高まっているということは、それに反比例して飲酒の価値が低下しているということを言いたいのでありました。
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