酔った勢いの「社会悪」って、今、どこまで許されるんでしょうかね?

酒やめて、1776日。

立憲民主議員のドンドンドン事件の顛末は……

先月、立憲民主党の山田勝彦議員が酔って他人宅の玄関のドアをドンドンドンしたとして通報されました。別に逮捕されたわけではないようです。そして迷惑料として被害者に20万円届けようとしたら突き返されたとのことです。

で、昨日、この山田議員が謝罪会見を開きました(参照「立民・山田勝彦衆院議員、飲酒騒動巡り 「私人として」謝罪」)。

なんでも「任期中は禁酒( -`д-´)キリッ」(党県連副代表は辞任)だそうで、なんとなくお笑い感が漂いますが、つまり議員辞職はしない( -`д-´)キリッてことですね。立憲民主議員だけにメディアの追及も手ぬるいことが予想され、これで「幕引き」かもしれません。

では、これが議員辞職に値する案件なのかどうかということですが、むろん私にはよくわかりませんけれども、一つだけわかることがあります。私に限らず多くの人が感じていることじゃないでしょうか。

もし自民党議員が同じことをやったら、上を下への大騒ぎだったということですね。それこそ立憲民主党代表代行の蓮舫さんもあるいはメディアも狂ったように叩きまくることは容易に想像できます。メディアの場合、新聞社のデスクなりが「必ず辞職に追い込め( -`д-´)キリッ」と記者たちに発破をかけるかもしれません。

立憲民主党やメディアの得意技はそのような「糾弾」ですが、おそらく彼ら彼女らは「糾弾」を通じて、「我また一つ精進しせり( ー`дー´)キリッ」てな気分でしょうよ。社会悪を一つ成敗したったで、ということです。

酔ったら何するかわからない認定は、社会的に致命的でしょう

さて今回の一件ですが、なにしろメディアのお友達の立憲民主案件なので、このままスルーかもしれませんが、ただし昭和の時代であれば、こうしたことは与党議員でもスルーされたかもしれません(野党やメディアはスルーしないでしょうが社会的には)。ましてや酒に酔っていたということであれば、です。つまり酒を飲んでいたことは、免罪要因になっていたのですよ。それは、ある年齢以上の多くの方が肯首するでしょう。逆にある年齢以下なら「信じられない」でしょうね。

つまり「酒による罪一等減免」と「酒による重罪化」がどこかの時点で入れかわっているのです。

この背景には、とくに飲酒運転の悪質さや悲惨な事故が大きくクローズアップされたこともあるでしょう。運転の場合、飲酒がからむと罪が重くなるのは当然ですが、今や、運転以外も「酒がからむと重罪化」へと変わっています。

よって今回のドンドンドンは、法律上どう扱われるのかはわかりませんが、少なくとも社会的な印象は、酔ってないドンドンドンより悪いと思いますねー。

あの人は酒に酔ったら何をしでかすか分からない、あるいは酒に支配されやすい人間だという評価につながるからです。そしてそんな人間に国政を任せていいのか、ということですね。中国共産党から、毛沢東が愛したという紹興酒の高級バージョン・茅台酒で接待されたらどうなるのよ、と思ってしまいます。

むろん一般人も今は、酒に酔って「しでかす」と、あの人は酒に支配されやすい人だ≒信頼に値しない人だという評価がなされ、社会生活上の致命傷になるのではと、断酒者としては意地悪に(?)思ったりするわけです。

ともあれ、ままままま酒に酔ってのことだから、は、もう完全で死んだ文化なのではないでしょうか。

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