酒やめて、2688日
なぜ、宮迫博之は復帰できないのか
ちょっと前ですが「「宮迫博之」地上波復帰は「10年でもムリかもしれない」とされる理由」といった記事を読みました。いやこれねー、私も常々、宮迫博之ってなんで復帰できないのかねーと思っていたので、まさにその疑問に答えてくれるものでした。
その「回答」は記事を読んでいただくのがいいのですが、「復帰絶望」の直接のトリガーになったのは、ようやく決まった千葉テレビへの出演を自分のYouTubeで事前告知して局を怒らせたことらしいです。その前提として、やっぱりそのYouTubeなどで目立ちすぎたことがあったようです。また後輩の粗品に対して「テレビに出てた時のオレを超えてから言え!」とかましたことも話題になっています。
めちゃおおざっぱに言えば「俺はこんなにスゲー(なのになぜ?)」が世間の鼻についたということなのでしょう。テレビであれば、スポンサーは世間のムードを読むので、そこに忖度したというのもあるかもしれません。
テレビ復帰云々については私の家はテレビ地上波視聴環境がないので、もし復帰しても視ることはできないのですが、映画における俳優・宮迫博之については「スゲー」と思っており、それはおそらく多くの人が認めていることでしょう。『下妻物語』や『純喫茶磯辺』で見せた演技はなんというかあまりにも「らしく」て、コメディにおいてクズ親父役をやらせたら日本一とX上などで話題になるのもわかるというものです。だからほんとにねー、宮迫さんが消えたときは、まさに惜しい人をなくしました状態でしたよ。
無駄な「俺スゲー」は酒による人格魔改造がもたらす
宮迫さんが映画でも復帰できないのは、日本のコンテンツ界の一大損失とも思ってしまうんですが、逆に言えばそんな人でさえ「俺スゲー」しすぎると復帰できないのですよ。これってなかなか象徴的だなあと思い取り上げさせていただいた次第でございます。ホントに「スゲー」宮迫さんでさえそうなのだから一般人においてをや、ですよね。
ただ一般人でも「俺スゲー」をかましてくる人間はそこそこいます。「俺の〇〇に関する技術は日本一だ」なんてホントに言う人がいますからねー。私は直接聞いたわけではありませんが、仕事仲間が仕事上の先輩からそう言われたそうで、ずいぶんと面食らっていました。むろんご本人はそう信じてるのであって、実態ももしかしたらそれに近いものがあるのかもしれませんが、自分で言うことじゃないよねっていう感じです。少なくとも日本人的なメンタリティでは受け容れらません。
美容師さんなどでもいますよね。俺の施術はスゲーとさかんにアピールする輩が。宣伝トークなので見込み客に対しては仕事の一環かもしれませんが(それでも直截な言い方はあまり受け入れられない)、すでに客確定している人間に対して恩着せがましく言ってくるのは、宮迫的雰囲気が漂います。
このブログでも常々書いていて大変恐縮ですが、そういうのって、むろんもともと持っいてた性向があるにせよ、酒さんによる人格魔改造の影響もあると私は確信しています。なぜならば酒さんは、お前だけは特別だ、だから飲んでもいいんだよと常に囁きかけてくるので、飲酒者も、おお俺は特別かと思ってしまい、やがてそれが酒を飲む以外の局面でも出てしまうのです。
美容師さんがどうなのか知りませんが、私の仕事仲間の先輩は確かに酒飲みで、常々、俺は適正に飲んでいると無駄に(?)アピールしています。そしてそれは、私のような性格の悪い人間からすれば「俺の〇〇に関する技術は日本一だ」と根っこは同じです。
とまあ、そんなことを、宮迫さんの復帰できない理由、宮迫さんに対する世間の目から感じてしまったのですわ。いや、宮迫さんが酒に性格魔改造されているかは知るよしもありませんが、要するに自己評価が高すぎる人間、自己アピールしすぎる人間は受け入れられず、それは酒起因の場合もある、ということを断酒ブログ的には言いたかったのであります。
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