酒やめて、1291日。
「老後は自分で」を示す三つの施策
今さらのようですが、
年金支給年齢を引き上げるよ
定年(引退)までに2千万円貯めてね
会社員でも副業オーケーだよ
という政府の施策は、当然つながっていますよね。もう国として老後の面倒は看ないんで自分で何とかしろやゴルァというものです。
ここまであからさまなメッセージを発しているのだから、当然そうなる、そうするのでしょう。我々としてもこれに応えなければいけません(苦笑)。
そしてここにAI化という問題が絡んできます。今後はAIに代替される仕事がどんどん増えてくるのは自明です。
そうした中、国をあてにせず自分だけで生きていくための人生設計をしなければいけないというわけです。嫌な時代ではあります。
さて、AI化についても、おそらく国は今後戦略的にやってくると思います。つまり今、医療費含む社会保障費で日本は亡国しそうだけれども、おそらくこの分野のAI化を重点的に推進するのではないでしょうか。
たとえば内科医ですよね。アル中に対して「あんた死ぬよお~」などと失礼なことを言う、赤河医師@「今夜、すべてのバー」でみたいな医師はAIによって淘汰され、代わってAI医師が書面かモニターで診察結果を知らせてくれるでしょうから、大酒飲みに優しい時代の到来になるかもしれません(そうなのか?)。
それはともかく、AIに代替されやすい、あるいは国が戦略的にAI化が進める仕事の中にはおそらく、いわゆる士業も含まれるでしょう。
頭だけ使って手や足を動かさないインテリが、一番AIに代替されやすいということですよね。
このまま飲み続けると嫌~な未来しか浮かんでこない
ではAIに代替されない職場というと、これはAIが代替しようにもその導入コストに見合わない仕事です。人間にやらせたほうが安い仕事が残ります。そして現在、こうした分野は人気がないので人手不足です。
だからこの分野に、資産形成できなかった高齢者を送り込もうというふうになるでしょうし、今もそうなりつつあります。
当然、自分の子どもの歳ほどのマネージャーの下で働くことになり、人格消耗することも多々あるでしょう。実際、私も近所のスーパーでそういうシーンを目撃したことがありますし、それがこの記事を書かせた動機の一つでもあります。
一方で今、こうした職場で働いている高齢者たちが老害ぶりを発揮していることも事実なので、我々世代がもし参入した場合、もうハナから老害扱いされることもまず間違いところでしょう。
というふうに考察を進めていくと、就業時間外の時間を酒飲んで過ごし資産形成せずに老後を迎えた場合、あまり気持ちの良いことにはなりそうもないのですよ。
あと、いざとなったら生活保護があると言っている人もいますが、そしてもちろんセーフティネットとしての生活保護が必要だと思いますけれども、ただ、申請に行った時に「旦那、まーだ働けそうじゃないすかこんな仕事がありまっせ若いマネージャーにせいぜい鍛えてもらってくださいよ」と、極端な話、そういうふうな流れになることも考えられます。当然生活保護も今後、シュリンクしていくでしょうから。
酒飲んで自己責任で未来に備えることを怠ると、本当に悲惨な未来しか見えてこないのです。
あ~いやだいやだ、酒やめてよかった……ではなく、酒やめるの遅すぎたわ。
まだ間に合う人は、早めに考えたほうがよさそうですよ。