断酒erならではの大いなる「特権」があることを、もう一度確認しておきたいと思います。

酒やめて、3141日

ミニマムライフはやっぱり強い

いやいや、しかし仕事が暇です。これって一時的な現象ではなくて、やはり加齢による能力の衰え(もともとなかったのがさらに)に伴う構造的なもので、避けられないことなのかもしれません。つまり今後は、仕事が少ないことを前提に生きていかなければいけない( -`д-´)キリッ

ただその点、いつも書いていますが、酒をやめて生活が超絶ミニマムになっているので、「対抗策」ももう既にできているとは思っています。

このことに関連するのですが、とにかく暇なので、このブログをKindle出版してみたいと思い、さすがにこのままじゃあ本にならんので再構成再構築の作業をしています。その過程でどうしてもこら書いとかないかんというテーマ(?)が出てきたので、ここでもう一度確認させていただきたいと思います。

それが断酒er特権ということですね。

酒を飲んでいる時代というのは、断酒した今から振り返ると、要は大リーグボール養成ギプスを着用している星飛雄馬、パワーリスト/アンクル(単行本ではドラゴンリスト/アンクルに改変されたことはファンの間では有名)を装着した高嶺竜二みたいなものなわけですよ。喩えが古くてすまんが。

でもって、ですね、これらを外すと、すんげえパワーが爆発するわけです。いや、星飛雄馬や高嶺龍児といった英雄と比べたらいかんのですが。どういうことかというと。

断酒erが酒飲んでいる時代は、とにかく酒にお金を使うために他の生活を徹底的にミニマムにしているのですね。その上でお酒を飲むお金を捻出します。この辺は人によっても違うかもしれませんが、私の場合、そうでした。

で、この酒に伴う諸々の支出が消えれば、冒頭で挙げたミニマムライフが可能になるし、現役バリバリの方であれば、お金も貯まります。これが大リーグ養成ギブスを外したときの星飛雄馬理論(?)であります。

全能感はとても手放せないですよ

このような実際的な側面もありますが、精神的な側面もやっぱり大きい。

大リングボール養成ギプスをずっと装着してきて、それを外す。そうしたことでよって覚醒する自分のパワーを自己肯定感に転換することができる。つまり突然、豪速球が投げられた実感があるのです。

これは私のようなそれまで成功体験を持たなかった人間にとって非常に大きなものです。そしてそれを持ってして、人生を歩んでいける。

私のようなジジイが「人生を歩んでいける」もなにもあったもんじゃないですし、通常、成功体験は、成長期から青年期に経験していかなきゃいけないのですが、ただ、たとえば受験で成功体験を得ることは、これは勉強をやりきることが必要で、かなりしんどいものです。社会人になってから仕事で成功体験を得る、すなわち上司や客先にめちゃ評価されるなんてことは、勉強による成功体験もっと大変であります。だからこそ、「俺は仕事できる( -`д-´)キリッ」「俺は能力がある( ー`дー´)キリッ」を訊かれもしないのにアピールする迷惑なおっさんが増殖するわけで。

そのような観点から見たとき、断酒というのは、これは酒をやめればいいだけで、ある意味ラクです。むろん、続けるのは大変ですが、ただ続けるモチベーションの一つとして、再飲酒してしまうのは、星飛雄馬が大リングボール養成ギプスをもう一度装着したくなるくらいストレンジな感覚であるということを認識しておきたいと思います。

なにしろ、断酒している全能感は、160キロ豪速球を投げられるみたいなものであり、これを手放してしまうのは、少なくともこれまで勉強や仕事でそういうことを感じたことがない私にとっては非常にもったいないことだと考える次第であります。

原則として火曜日と金曜日の19時に更新しています。

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