酒やめて、2486日
昔の仲間に会うと、いろんなことがわかりますわ
最近、小学校高校大学時代の友人の集まりが多くなっていて、やっぱりみんな現役引退するかそれに近くなって暇なんでしょうね。なので普段は、家と海と父が入居している老人ホームと業務スーパーが生活のすべてのような私も、ちょくちょくそのような場に出かけて刺激を受けるとともにブログネタを拾っております(汗)。
そういう際に皆さんの様子を観察(?)していると、以前も書かせていただきましたが、飲まない人も案外、多いです。
まず女性の場合ですが、乾杯だけあるいは2杯程度飲んだらお茶に切り替えという人がほぼ全員といってもいいと思います。この辺は世代にもよるのでしょう。飲み続けるタイプは、私たちよりも少し下の世代からになるのだと思います。そして今の若者世代からは、男性も含めて飲まない層が増えると同時に「飲む」「飲まない」の別がはっきりしてきていますよね。
でもって我々世代の男の場合ですが、カパカパ飲むみたいなタイプは半分程度でしょう。まったく飲まない人は少ないけれども、女性同様乾杯だけ、あるいは少し飲んだらお茶に切り替える層が半分いるといった感じです。
またちょっと前にプチ法事のようなものがあり、高校の同級生が男ばかり5人集まったのですが、それは私も含めて全員飲まない人間でした。こういうケースもあります。
自分が所属していた世界だけで判断しちゃいかんね
この辺は結構、業界にもよるのだと思います。建設業界の人間はやっぱり飲みますよ。で、糖尿だあ若年性認知症だあ女房に怒られるんだよなどと言っています。
ただし、私の学生時代のサーフィン仲間は、学生時代からサークルの先輩に飲まされて嫌だなあなどと言いつつ建設業界に就職し、そこも飲む世界で嫌だったところ、自分が役職に就いて少なくとも部内の飲み会は廃止できてよかったと言っていました。今は嘱託なのでまったく飲まないそうです。ちなみに彼のことは以前も書いていますが、息子さんは東北大に合格しており、あるいは父親が飲まない家庭環境も影響しているのかもしれません。
後はといえば、役人と自営業は飲む人間と飲まない人間がはっきり分かれていて、これは体質的なこともあるでしょうが、どちらも飲むも飲まんも自由といえば自由な世界なので、自分で人生戦略として(?)決めている部分もあるのでしよう。この辺りは、今の若い人に似ているようにも思われます。
とまあ、そのように非常に少ない母数をもとにしたリポート(?)になりましたが、働く業界によってずいぶん違うもんだと思ったりもするのです。逆に言えば、現役時代はどうしても業界内の付き合いが中心となり周りが見えない、ということですよね。
私がずっと所属していた業界はやっぱり「飲む業界」でして、あーあの人、酒で死んじゃったねーみたいなことはわりにしょっちゅうで、実はそれが世の中のスタンダードではないことが見えてなかったのですね。今も断酒していると、それが特別なことのようにとらえられて、あれこれ言われたりもします。
ただ世間に広く目を向けてみれば、若者の酒離れと言われるけど、先にリポート(?)したように、おっさんおばさんたちも「飲まない」勢がかなりの割合を占めている。そうしたことに現役を離れる年代になって初めて気がつくのも愚かしいことではありますが、昔の同級生と会うと世間的な相場がわかるなあとしみじみするのであります。建設業界人も思い知ったのではないでしょうか。
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