酒やめて、3008日
納税コールセンターから電話が!
昨日、国税庁の集中電話催告センター室(納税コールセンター)というところから電話かかってきました。出ることができず留守番電話を聞いても「ちょっと何言ってるかわからない」状態だったので、かけ直したら自動音声でこちらからかけ直すと言われ、その電話を待っているところです。
私はフリーランス歴40年になんなんとし、確定申告もその分やってきたのですが、そのような謎の組織(?)があるとはついぞ知りませんでした。そうしたところが、私のような低年収かつ嘘偽なく申告し、さらに納税済みの人間にまで電話をかけてきたということは、現時点ではどのような要件かわからないですが、国が徴収強化をしているのだと思われます。
今、消費税減税だとか、さらにはまたぞろ住民税非課税世帯に補助金を出すなんてことが選挙対策として謳われていて、その財源確保に躍起になっているのでしょう。
何しろ現時点で、滞納税額というか徴収できていない税額は1兆円近いらしいですからね。こいつをもし全部回収できるとすれば、かなりの財源になりますよ。
むろん回収できないのには理由があるわけですし、以前、「「おかしなこと」としっかり対峙していきたいもんだ、酒飲まずに」という記事でも書きましたけれども、やはりコスパということなのでしょう。そして、もっともコスパのいい回収法として、集中電話催告センター室(納税コールセンター)からの電話があるのかもしれません。
さて税というものは、先のブログでも触れましたが「税の前の平等」が一大原則のはずです。ところがそれが崩れてきている……というよりも、そうじゃないこと、すなわち取りやすいところから取ったるわの姿勢が、たとえば通勤手当課税強化だったりとか、独身税構想構想などで誰の目には明らかになっているのが現状でしょう。
1兆円近くも未回収額があるなら、そこから取れや! それも、身に覚えのない人間に電話をかけたりするのではなく、悪質な者から取れや! というのが、私の思いです。
いや、繰り返しますが、取れないには理由があり、むろんそれは先に触れた通り税額以上の労力がかかるからでしょう。また高齢者に対する差し押さえなどはなるべく行わないという忖度(?)もあると聞きます。でもどんなに労力がかかっても、高齢者いじめだと言われても、「平等に取る」が、税というものの根本だということを先ほどから申し上げているのであります。
今のところ、預貯金には課税されない
さて気を取り直して(?)、今後、税がどうなるかを考えると、石破さんも言ってましたけれども、やっぱり本命は金融所得増税でしょう。
今、新NISAで1800万円まで非課税としているのも、老後の資金程度は非課税だよ(だって国は老後の面倒看れないもん)、でもそれ以上資産を増やしたい人は今以上に課税するよというアメとムチ政策であることは、私のようなものが言わずともよく指摘されているところであります。
ただし現時点で言えるのは、資産を現金や預貯金で、あるいは証券で持っていても利確しない限り、税は取られないということですよね。金融所得税も儲からなければ取られない。元本から持っていかれることはありません。
が、いわゆる「稼ぎ」からは取りやすいものだから、どんどん取っていこうじゃないかということですよ。
なので極端なハナシ、もはや稼ぐよりも、節税と倹約でとにかく「取られない金」を多くする、国が手をつけられない金を多くしていくということしか、生き方として正解がなくなっているようにも見えます。そう考えると「あー今日もよく働いた、酒でも飲もう」が、「稼いでも稼いでも税や社会保障費で取られる」「今ある金を酒で溶かす」という二重の意味で馬鹿馬鹿しくなっていると考える次第でございます。
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